本当に単純なコンデンサの実装ミスなんじゃないですかね。
コンデンサとか電力用Trとかの大きめな部品はどうしても手実装になりがちなので、
シルクパターンにミスがあったり、隣の部品用のシルクと紛らわしかったり、
あるいは初めからシルクパターンが無かったりすると発生しがちなことではあります。

また、種類や電圧にもよりますが、電解コンデンサの逆実装はしばらくは正常に動いているように見えて、
時間がたってからショートモードで故障になる場合があって、これはかなり厄介です。

コンデンサと言うともともと劣化しやすいイメージがありますが、
マイクロラブサット以降の集積化が進んだ衛星でも、電源など
一部では省略できない基幹部品ということでしょうか。難儀ですね。

もしかしたら今までもこの程度のエラーって結構あったんでしょうかね。
使い捨てロケットならともかく、衛星/探査機が途中で故障するのはよくあることですし。

今回は3トン級の衛星ということで、次々と電源系が故障した「みどり」シリーズを思い出しますし、
かぐやと同じ15種類も観測機器を積め込んだ「のぞみ」も電源系の故障でしたっけ。
後者は重さが違うので同じ言い訳は通用しませんから、
今回は是非とも成功してほしいと思います。

関係無いですが大江戸ロケットより先にグレラガで唐突に月ロケット上げてましたね。
これも時事ネタなんでしょうか・・・。

>グレンラガンで
劇中で「あと1日で月へ」みたいなこと言ってませんでしたっけ？
いくらなんでも速過ぎないか？と思ってしまったり…ｗ

まぁNASAの冥王星探査機なんかは9時間で月軌道に到達(通過)したそうなので
不可能では無いでしょうけど、欧州の月探査機SMART1なんかは
打ち上げから1年がかりで月まで到達していますし。

有人の場合は2、3日以内で行く必要がありますが、
そうでない場合は2、3週間から2、3ヶ月くらいかけるのが普通みたいです。

子どもの頃読んだ本では、月まで新幹線で80日とか書いてあったんですが・・・。(汗)

打ち上げから月到達まで時間がかかるといっても、移動自体に時間がかかるのではなくて、
衛星の動作確認や調整に時間をかけているんです。
月周回軌道に入ってしまうと、月の裏側にいる間は全く通信できなくなりますから、
それまでに一通りの動作確認を行なって不具合の洗い出し、
不具合が出た場合は回避のために運用方法の検討と検証を行なうわけです。
そのために、一旦適当な地球軌道を周回させて調整を行なってから、
軌道変更をして月周回軌道へ向かうわけです。

もう一点挙げるなら、あまり急いで月に近づいても、
減速用燃料が余計に必要になって機器搭載量が減ってしまうということもあります。

なお、有人機が比較的早く月を目指すのは、
有人であるためにある程度のアクシデントに対して即応でき、
また、宇宙滞在を延ばした場合に発生する生活消耗品や放射線防護の重量増加と
減速用燃料の重量の間でトレードオフ関係が成立するからです。

どうにか当初の(9月の)予備期間の初日である9月13日に決まったようですね。

なお、
http://en.wikipedia.org/wiki/2007_in_spaceflight
こちらによると嫦娥1号は10月みたいです・・・。

嫦娥1号の10月1日というのは中国の国慶節ということで決まった日付みたいですね。
ttp://www.planetary.or.jp/magazine/YMC070905.txt
有人飛行のときと同じく自信が覗えます。

かぐやのほうはあと一週間を切ったわけですが、
何気に来週のドラえもんは、かぐやロボットの話ですか・・・。(汗;;
→　こちらも天候不良から本当に9/14(金)に延期されましたね。(9/12追記)

9/9 15:30 追記:
とか言っていたら、嫦娥1号は10/30以降になるとか・・・。(汗
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070909-00000030-jij-int