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[5052] カラーセロハン (47 レス) 2004/11/05(Fri) 16:31:49 |
polo さん |
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照明などの色を変えるためのカラーセロハンについて知りたいのですが、 赤色は赤の光を反射して赤く見えると思うのですが、 カラーセロハンはなぜ通過した光も赤なのでしょうか(他の色も同様に)? 1. ぶぅぶぅ 2004/11/05(Fri) 17:20:02
理論については知りませんが、
舞台照明用のものは、むかしゼラチンを使用していた名残で 通称ゼラと言っています。 実物を手にしてみるとわかると思いますが、とても濃い色をしています。 お近くに、演劇関係の方が見えれば簡単に見ることができるでしょう。 参考までに 舞台照明 ゼラ でgoogleで検索してみてください 白熱灯式の信号機や車のテールランプも似たようなものでしょうね 誤字訂正 2. 総額 2004/11/05(Fri) 17:37:13
光の長波長成分を多く透過させるからじゃないでしょうか.カラーセロファン=長波長成分を多く通し短・中波長成分をあまり通さないフィルタと考えればわかりやすいかも.
長波長成分が相対的に少ない光(濃い紫など)を赤セロファンを通して見ると黒っぽく見えたりしますね. もっとも色付きセロファンとかゼラチンフィルタの類はかなり広い範囲の波長成分を通しますし,人間は結構広い範囲の波長を赤と感じるらしいので,上の表現は不正確ですが. 3. SY 2004/11/05(Fri) 17:47:12
反射というかその色を吸収しないのかもしれませんね
葉っぱが緑色に見えますが光合成にはその波長は不要だった気がします (超聞きかじりうろ覚えしかも忘却モード;要するにいいかげんm(..)m) 4. A-ju 2004/11/05(Fri) 18:05:23
単純に赤以外の光をセロファンが吸収していると考えればよいと思います。
赤い光は、そのままセロハンの裏にいくか、もしくは表で反射するかです。 5. YU 2004/11/05(Fri) 19:47:32
スタジオ写真撮影の照明で色フィルターを使う時もゼラチンフィルターを使います。
そのため以前は写真用品店でも入手できたんですが、今はどうでしょう。 ゼラチンを使う理由は電球の熱に耐えられるからです。セロハンではすぐに燃えてしまいます。 光合成に緑色が必要ないのはそのとおりで、紫色 (白色から緑成分を除いたもの) の電球を使うと植物の成長が速くなることが実験で確認されています。 6. KAZZEZ 2004/11/05(Fri) 20:03:55
どの波長を吸収しているかは、そのフィルタを通して見える世界から予想できるかもしれません。
研究室の薬品棚なんかにも、橙ががった赤いガラス(プラスチック?)戸がついており、 エネルギーの高い短波長の光をシャットアウトして中の薬品を保護するためのものだと思われます。 この赤橙のガラス戸を通して物を見ると、白と黄色の区別がつかなくなり、 赤と緑の対比だけがとても鮮やかに目立つ世界に見えましたから、そのフィルタは 赤から緑くらいまでの波長は通し、青や紫の短波長だけ吸収していることが予想されます。 市販の色セロハンは、それよりももっと赤い色をしていますから、 恐らくもっと緑あたりの波長も吸収されており、 赤に近い波長しか通していないものではないかと思います。 7. xyz 2004/11/05(Fri) 21:06:47
可視光領域で、定量的に考えると判りやすいんですが、小生にはうまく回折できません(ぉ
理論的には、入射光量=反射光量+透過光量ですが、 成り立たない場合は、吸収があると考えれば良かったかと。。。 >橙ががった赤いガラス そのまんま、試薬ビンや容器(PPかPE製?)でもありますね。 >市販の色セロハンは、それよりももっと赤い色 学生時代に、単語を暗記するために使いませんでしたか? ピンクか赤のマジックで塗りつぶして、赤(緑?)シートをかぶせて・・・、消失〜〜!!(書いて覚えろ! 8. Casper-01@RTS 2004/11/05(Fri) 21:33:20
>反射吸収
良い例が有ります。 双眼鏡のルビーコート、レンズ自体は赤く見えるのにレンズを通すと普通に見える・・・・ このコーティングは紫外&赤外領域を反射していて、「何故その色に見えるのか」と言う授業でも使えるかも。 9. よねよね 2004/11/05(Fri) 21:34:15
>カラーセロハンはなぜ通過した光も赤なのでしょうか
「なぜ透過した光が赤くなるか」でしょうか?それとも、「赤い色のセロハンは、なぜ透過した光も赤いのか」でしょうかね? 前者の原理は皆さんお書きの通りとして、後者だとしますと、赤く見える=(反対側からの)赤い光を通している=通過する光が赤成分の波長が多い、っていうことではないでしょうか? つまり、赤く見えていることと、通過した光が赤いのは、ニワトリと卵の関係かな、と。 (そういう質問でもないのかな? (^^;) 10. KAZZEZ 2004/11/05(Fri) 21:50:22
> 学生時代に、単語を暗記するために使いませんでしたか?
> ピンクか赤のマジックで塗りつぶして、赤(緑?)シートをかぶせて・・・、 中学くらいの時はよく使っていました。 そういえば赤いシートでは、赤い文字が白と区別がつかなくなって 見難くなるので、本当に赤い光しか通していないように思います。 (追記: 前述の赤橙フィルタのほうは赤と白はとてもよく区別ができます) そのせいか、対抗する緑のほうのシート(赤〜マゼンタのチェックペンで使う)は、 比較的幅広い波長の光を通しているようで、 これを通して見ても思ったほど色感覚の狂いはありませんでした。 11. polo 2004/11/05(Fri) 23:22:18
皆さんありがとうございます。
ステンドグラスを作成することになり、仮状態の作成をセロハンはどうかな?で何色作れるという話から、 昔3Dの映像を見るために青と赤がそれぞれ片方に埋め込まれためがねかけてみたから発展して今回の質問にいたったのです。 チェックペンの話も出ましたが、赤、青を重ねても確か黒だった気がするなどいろいろと話は出たのですが、結局結論持ち越し。 12. BVV5@Vice Admiral 2004/11/05(Fri) 23:36:53
人間の心理的、生理的な問題もあって目で見ることは一言で言い切れないことが多いのですが機械は正直です。
ある色に透過して見えると言うことはその色を吸収せず他の色は吸収するということになります。赤く見える場合は赤の波長に対しては透明で他の色については不透明になるということです。 光の色をバンド(波長を横軸にして)考えるとある幅の窓が開いていてそこから見えるバンドの色が透過するという説明かなぁ。 実際の舞台照明用ゼラチンフィルタは扱いが難しく高価です。熱を掛けない使い方なら写真撮影用のプラスティックフィルタ(フジフィルム製)が安くて性能が確かです。 13. KAZZEZ 2004/11/06(Sat) 00:19:00
> 赤、青を重ねても確か黒だった気がするなどいろいろと話は出たのです
> が、結局結論持ち越し。 ひとくちに赤とか青とか言っても、吸収する波長の分布はものによっていろいろです。 両者の吸収する波長が、可視光のすべてをカバーしていれば黒く見えますよ。 ちなみに、私が緑のチェックシート代わりに使っていた下敷きは、 チェックシートよりも若干広い範囲の波長を吸収していたようで、 緑というより青緑に近かったです。 前述の赤橙フィルタとちょうど逆で、赤〜橙の長波長を全般的に吸収し、 緑と白は区別が付くのに、白と水色の区別が付かなくなったりしました。 14. 伝説のペペロンチーノEpion@公爵 2004/11/06(Sat) 11:02:41
>可視光のすべてをカバーしていれば黒く見えますよ。
そうそう,可視光の「範囲内で」赤以外の色を吸収・赤を透過するので透き通る光は赤なんですね. 逆を言うと,可視光以外の光がどうなってるかは人間の目では分かりません. なので時々ここで紹介する太陽観察ネタに「CD-Rは気を付けて」と言ってるのは可視光外の領域で有害光線の量が可視光線と比べてあまり減ってないため,あくまでも可視光に対して光量を調節する人間の目が「暗くなった可視光」に合わせて暗闇モード(笑)になって有害光線を大量にうけるからなんです. あと,面白いのが波長の混ざり具合の話. 同じオレンジでも複数の光が混ざった結果オレンジに見えるいわゆる「フツーの色」と,本当にオレンジの波長しかない「単波長色」とは結果は同じでもまったく別物. よく高速道路の灯りなんかに使われてるナトリウム灯は後者に当たるため,太陽光ではカラフルだったあらゆる色の物体が単なるオレンジの明暗だけになってしまうと言う現象が. 15. sagiyama 2004/11/06(Sat) 11:39:33
このスレッド非常に勉強になったんだけど、逆に「光の三原色が混ざるとどうして白く見えるか」がわからなくなってきた。14のレス読むと純粋の白と混ざった白は別物ということになるんだろうけど・・・。
16. BVV5@Vice Admiral 2004/11/06(Sat) 11:48:12
全ての可視光がある割合で混ざると人間の目には白く見えます。っていうので答えになるのでしょうか?
17. KAZZEZ 2004/11/06(Sat) 12:20:28
>純粋の白と混ざった白は別物ということになるんだろうけど
純粋の白:波長が一様に分布しているもの 混ざった白:そうでないもの という意味でしたら、確かに別物ですが、人間の目には区別は付かないでしょう。 実際に光が混じっているというよりは、人間の目には混じって見えるというだけかと。 極端な話、ナトリウム線のような波長幅の狭い輝線でも、 うまい具合に波長の違った輝線が最低でも二本(←訂正)あれば、 その強度の比率次第で白に見えるのではないかと思います。 網膜で色(波長)の感知に関している細胞は錐体と言いますが、 感じる波長によって普通は三種類あります。 それぞれの錐体はかなり幅広い波長を感知する事ができますが、 単体では波長が違っても同じ色相にしか見えません。 しかし感じる波長のすそ野が幅広いということで、 複数の錐体でカバーする波長が競合しています。 つまり、波長が異なれば複数の錐体から得られる信号の強度の比が 変化しますから、それが色相の違いとして感知されます。 要は三種類の錐体が同じように反応してくれれば、 波長の分布は必ずしも一様である必要はないのかと。 18. YU 2004/11/06(Sat) 14:03:39
色々な動物の網膜を調べると、錐体が1種類の物から4種類の物まで様々です。
たとえ3種類でも、反応する波長が人間とは異なることがほとんどです。 だから、色が3原色になったり、それぞれの原色がRGBになるのは人間だけと思ってください。 もちろん、RGBの3色を混ぜると白に見えるというのも人間だけに通用する話です。 他の動物には、世界がまったく違って見えているんです。 19. kita 2004/11/06(Sat) 14:43:01
>だから、色が3原色になったり、それぞれの原色がRGBになるのは人間だけと思ってください。
原色ってどういう概念なんだろ? この三原色というのはべつに特定の3色に限らないと思うんですよね。 情報という意味では光を受ける色素の種類が何種類あるかということだけが問題なのでは?例えて言うなら三次元空間のあらゆる点が、3つの互いに独立なベクトルの組の一次結合で表せるように。 視覚に関わる生化学のおはなし、視細胞、視物質とかをキーにぐぐったらいくらでも出てきますね。 http://gabriel.ess.sci.osaka-u.ac.jp/html/hisatomi/phototransduction/PR-jp.html >他の動物には、世界がまったく違って見えているんです。 我々人間も一人一人が同じ映像を見ているとはかぎらないですよね。確かめる方法ないし。(笑) 脳と言う器官が、遺伝子のみからではなく、信号の入出力を通じて動的に構成されていくものだと理解するならば、当然一人一人の脳内の仕組みには差が生じるわけで。そういう意味からすると、物理的なレベルでの像に対する、生化学的なレベルでの反応と、それによって脳に伝えられる情報との、対応関係が基本的に同じ、ということくらいしか言えないのかな、と。 20. しげるぱぱ 2004/11/06(Sat) 14:44:13
赤い物は赤い光を反射しているので赤く見えます。
赤いセロファンは赤く見えるので赤い光を反射しています。 赤いセロファンを透過した光は赤く見えるので、赤い光を透過しています。 質問でーす。他の色の光はどこへ行ったんですか? #だいぶ前、子供に聞かれて答えられなかった記憶が。誰か簡単な回答を教えて下さい。_| ̄|○ 21. kita 2004/11/06(Sat) 14:47:43
>しげるぱぱさん
熱になったあとそのまま伝導したり、再度輻射されたりする、かな? 22. xyz 2004/11/06(Sat) 14:55:02
>質問でーす。他の色の光はどこへ行ったんですか?
回答例1.吸収されて熱になる 23. polo 2004/11/06(Sat) 15:14:48
やっぱり難しいことみたいですね。
白く見えてもそれは白い光ではなく、白(全波長)を反射した光ってことですよね。光自体は透明ってこと? セロハンなどは、色の三原色と光の三原色が絡み合っているということなのかな? それとも色が見えるというのは、その色の光だけを反射しているのではなくて、 その色以外の光を多く反射していて打ち消しあって、その色だけが見えると考えれば セロハンを抜けた光に色がついているのも納得できる気がします。 赤いものは赤を反射するのではなく吸収する? ----------16:15追加-------------- 仮説 赤いセロハンに光を当てると赤く見えるのは赤以外の成分が多く反射して反射光と光源からの光とが 打ち消しあうために人間の目に入る反射光は赤のみ強調される。 逆にセロハンの裏側へは反射光で赤以外の成分が打ち消された光源の光のみが通過するから赤くなる。 24. KAZZEZ 2004/11/06(Sat) 16:12:09
>原色の概念
もちろんヒトの場合ですが、3種の錐体の感度に、 もっとも多くの「差」を生じさせうる、(範囲の狭い)波長の組み合わせ、 と言うことはできないでしょうか? 自由度から考えて3種は必要になると思います。 もちろん感知する波長が重なっている以上は、完全には分離できませんし、 原色の精度が悪くても、表現できる範囲が狭くなるだけで、 脳で補正もされるでしょうから、原色としての機能はするとは思うのですが。 ただ、人によって各錐体の分布比はかなり違いますから、 (最近聞いた話では赤錐体と緑錐体の比は健常者でも50%から95%程度だとか) 多くの人にとって、あるいは平均的な人にとってということに なるのでしょうけれど・・・。 >我々人間も一人一人が同じ映像を見ているとはかぎらないですよね。確かめる方法ないし。 だからこそ色には基準が決められており、色彩検定というものも存在します。 絶対的な基準はできなくとも同じ色と違う色を識別することには意味があり、 最終的に言葉(何という色)という形で絶対的な基準に結び付けられます。 錐体に決定的な障害が無い限りは、 あとは脳内の補正というか、その人の訓練次第だと思います。 個人的に、いろいろな色セロハンを通して見た景色や、 特定の原色の衰えたCRTなんかをいろいろ見比べていますと、 ちょっとした違いでいろんな見え方をしているように思えますが、 その中の特定の色世界だけを見続けていれば、脳内で補正されるのか、 それはそれで住めば都な世界になりますから、 多くの人で似たような見え方をしていると信じたいものです。 25. KAZZEZ 2004/11/06(Sat) 16:59:31
>セロハンなどは、色の三原色と光の三原色が絡み合っているということなのかな?
とりあえず、セロハンでも紙でも、多くのものでは 「反射する光」と「透過する光」はほぼ同じものと考えて良さそうです。 つまり「吸収される光」が、ここでは問題になっているようです。 赤セロハンでも赤い紙でも、赤「以外」の光を吸収する、と。 白色光は赤セロハンを通せば赤い光しか通しませんでした。 青セロハンも同じように(狭い波長幅の)青い光しか通さないとすれば、 両方重ねればどの色も通らないはずですよね。 これに対し光を重ねる行為は、 それぞれ片方のセロハンしか通していない白色光を 同じところに投射したもの、と考えればよいでしょうか。 絵の具の減法混色と光の加法混色は シリアルとパラレルの関係ということで(?)。 26. A-ju 2004/11/06(Sat) 17:07:55
>質問でーす。他の色の光はどこへ行ったんですか?
赤に限らずに極端な例で黒を考えさせるのが手かと思います。 とりあえず、「波長 色 白」とか「波長 色 セロハン」で検索すると、割と参考になる事例(易しいものから難しいのまで)がひっかかります。図書館で探す場合では、分析関係であると思います。 27. sagiyama 2004/11/06(Sat) 17:58:04
>白く見えてもそれは白い光ではなく、白(全波長)を反射した光ってことですよね。光自体は透明ってこと?
なるほど・・・。ホワイトノイズという言葉の意味がなんとなく理解できてきたような・・・。 28. BVV5@Vice Admiral 2004/11/06(Sat) 18:49:54
波長を横軸にして波長が短くなってもその光の強さが一定なら白く見えるのでホワイトノイズ。
波長が短くなると強さが低減していくのが赤っぽく見えるからピンクノイズ。 FM電波の雑音はホワイトノイズ、オーディオで室内の特性を見るにはピンクノイズを使ったかな。 29. しげるぱぱ 2004/11/06(Sat) 19:08:05
すみません。
仕事中に流し読みしてるだけだと理解力が...。(汗 あとでゆっくり読んでみます。 #こどもの質問、侮りがたし。 30. 幻の傭兵TDF 2004/11/07(Sun) 01:09:19
>24
>>我々人間も一人一人が同じ映像を見ているとはかぎらないですよね。確かめる方法ないし。 >だからこそ色には基準が決められており、色彩検定というものも存在します。 ちょっと違うことを想定しているのでは? 実際に症例としてあるのかは不明(あったとしても確かめる方法なし)ですが、 生まれつき、一般に赤といわれる色が緑に見え、逆に緑が赤に見える。 こういう人だとまったく違った世界に見えるわけですよね。 植物の葉が一般で言う所に赤に見えても、生まれつきそう見えているので 「植物の葉っぱの色、アレが緑だよ」と言われれば、その人にはその見え方で緑になってしまう。 「絵に描いて」と言われた時も、その人には葉っぱが真っ赤に見えても その真っ赤を表現しようとして、同じく真っ赤に見える「緑の」絵の具を使うでしょう。 ある日突然そうなったのでもない限り、生まれつき色彩に異常があっても確かめる術はないですね。 自分もそうなってやしないかとひやひやしてますが。(^^; まあ、気にしても仕方ないので気にしないことにしてます。(爆 31. KAZZEZ 2004/11/07(Sun) 03:18:47
> ちょっと違うことを想定しているのでは?
> (後略) ご指摘ありがとうございます。もちろんそういう解釈も含めての話です。 絶対的な基準が無いからそういう形で基準になっているという・・・。 でも、それはそれで大切なことです。 > 生まれつき色彩に異常があっても確かめる術はないですね。 > 自分もそうなってやしないかとひやひやしてますが。(^^; > まあ、気にしても仕方ないので気にしないことにしてます。(爆 BNC接続のCRTをお持ちでしたら、赤と緑の信号をつなぎ替えて、 長時間その画面ばかりを見続け、脳が慣れてくれば、 それに「近い」状況は再現できると思いますが、どうでしょう。 色を使う本質は同じ色と違う色を識別することだと思いますから、 仮に人と違う色に見えていても、絵を描くときにはまったく同じ土俵に立てますし、 結果として同じものを感じ合えるはずですから、「見え方」としては同じとも言えるわけです。 違いがあるとしたらむしろそれは個性であり、異常とは言いませんから、 まったく気にする必要はないと思います。 考えてみれば、これも一種の言葉遊びのようなものかもしれませんね。 たとえば今、時間が順方向に進んでいるか、逆行しているかといえばどちらでしょう? 4次元人から見れば一目瞭然ですが、3次元人の視点からは、 過去観と未来観も逆転するので区別は付かないと言われています。 つまり、3次元人にとって気にする意味すら無いことです。 ちょっとオーバーかもしれませんが、 たしかめる術が無いというのは、そういうことだと思います。 32. sagiyama 2004/11/07(Sun) 06:54:19
りんごをアップルと呼ぼうがボム(フランス語)と呼ぼうが同じようにりんごを食べて暮らしていける・・・ということですね。
りんごに「mikan」、みかんに「ringo」と名前を付けて呼ぶ国があったとしても、きっと日本人と同じ暮らしをしていることでしょう。 33. 総額 2004/11/07(Sun) 08:29:49
>人間の心理的、生理的な問題もあって目で見ることは一言で言い切れないことが多いのですが機械は正直です。
人間がやっていることは(主観的な)色の分類と評価であり,機械がやっていることは波長(やエネルギー分布)の同定や区別ですので,両者の行っている「色の処理」の次元は異なります(どちらが高級かということはまた別問題). >「光の三原色が混ざるとどうして白く見えるか」がわからなくなってきた。 >全ての可視光がある割合で混ざると人間の目には白く見えます。っていうので答えになるのでしょうか? 人間の目(網膜)には短・中・長波長3領域に感度のピークを持つ光検出(光エネルギーサンプリング)細胞があるが,それらの出力を統合する脳で主観的な色の見えが決定されると考えると理解しやすいのではないでしょうか.「視細胞は色を感じない」という有名な(?)言葉があったと思います. なお短波長領域に感度のピークを持つ錐体細胞の応答と主観的な色への寄与は,中・長波長領域に感度のピークを持つ錐体細胞のそれらとは大分性質が異なっているようです. >純粋の白:波長が一様に分布しているもの >混ざった白:そうでないもの >という意味でしたら、確かに別物ですが、人間の目には区別は付かないでしょう。 >実際に光が混じっているというよりは、人間の目には混じって見えるというだけかと。 可視スペクトル全域にわたって有意なエネルギーをもつ白色光源の出力でも,エネルギー分布が異なっていれば,純度ないし飽和度という次元では強制選択事態でかなりの程度区別(こういうのを弁別といったと思いますが)できます.色温度の違いとして区別可能であると言った方がわかりやすいかもしれません. >極端な話、ナトリウム線のような波長幅の狭い輝線でも、 >うまい具合に波長の違った輝線が最低でも二本(←訂正)あれば、 >その強度の比率次第で白に見えるのではないかと思います。 よくて灰色が知覚されるのではないかと思われますので,それを白というカテゴリーに入れるのは無理があるのではないかと思います.白=無彩色 という定義であればそれも妥当かとは思いますが. >それぞれの錐体はかなり幅広い波長を感知する事ができますが、 >単体では波長が違っても同じ色相にしか見えません。 これは,人間では錐体の波長応答を非侵襲的に記録することができませんから,検証できません.つまり錐体の神経スペクトル感度曲線を求めつつ,主観的な色の見えを評価する必要があるからです.訓練した霊長類やネコを被験体にした実験もあるようですが,サンプリングが粗いはずです. 人間の死体の網膜の錐体のスペクトル感受性のデータもいくつかあるようですが,結果の一致度はあまり良くないようです. >しかし感じる波長のすそ野が幅広いということで、 >複数の錐体でカバーする波長が競合しています。 >つまり、波長が異なれば複数の錐体から得られる信号の強度の比が >変化しますから、それが色相の違いとして感知されます。 波長は物理的・客観的なものですが,色というものは心理的・主観的なものであり,その見えは脳で決定されると考えることが妥当と思われますので,それを末梢器官の応答に過度に還元することは危険かと思います.還元に関しては確かモーガンの公準(?)とかいうのがあったはずですが,これはその逆のケースと考えるべきではないかと思います. >RGBの3色を混ぜると白に見えるというのも人間だけに通用する話 >他の動物には、世界がまったく違って見えているんです。 我々は「RGBの3色を混ぜた時に見える色を白と呼ぶ(あるいは分類する)ことにする」とオペレーショナルに定義しているのだと思います. >白く見えてもそれは白い光ではなく、白(全波長)を反射した光ってことですよね。光自体は透明ってこと? 光源色(光源(フィルタ等を通した場合も含む)からの光をみたときに感じられる色)と物体色(物体表面で反射された光が眼に入って感じられる色)を区別して考えるのがよいかと思います. >錐体に決定的な障害が無い限りは、 >あとは脳内の補正というか、その人の訓練次第だと思います。 訓練で生理的に感度が「向上」すると考えるより,認知的に分類するカテゴリーの幅が変化すると考えるべきではないかと思います. 34. A-ju 2004/11/07(Sun) 09:54:49
色の区別に話が移っていますが、
認識としての色については、 ほんのわずかな色の区別は、人間の目でも並べれば差がわかります。 ただし、その色のおおまかな名前の区別はたぶんありません。 #おかげで苦労したり苦労せずにすんだりする。 スペクトルと色としての区別でしたら、 JISの方にスペクトル-XYZ-L*a*b*の変換式等があります。 その他「CIE」あたりの移り変わり等を探すと、色感度について参考になります。 見え方の考え方には ttp://www.microsoft.com/japan/msdn/columns/hess/hess10092000.asp が参考になるとおもいます。 35. BVV5@Vice Admiral 2004/11/07(Sun) 12:03:24
色相についてTVの場合。
色を360度の輪で表し、基準点からの違いで色別をしています。家庭用のTV受像器はこの基準から5度の範囲に入っていることはまれで10度ぐらいずれていても気がつきません。要は脳内補完されてしまうわけです。 プロの人が送出用マスターモニターを監視している場合、0.5度ぐらいずれると判別できます。また出来なければ商売になりません。 それでも年末年始の民放合同行く年来る年中継ではchを変えると微妙に色が違います。 36. KAZZEZ 2004/11/07(Sun) 14:13:07
> りんごに「mikan」、みかんに「ringo」と名前を付けて呼ぶ国があったとしても、
そういえば、実際にコマドリとアカヒゲではそういう話があったと思います。 学名が逆に付けられていて、訂正できないのだとか。 > 白=無彩色 光源色としては、そうではないかと思います。 DOS/V機で、起動中やDOSの文字画面は黒地に白文字かと思っていたのですが、 もっと明るい白が出てきて、はじめてそれが白でなく 灰色の文字だと気付いたりしました。 37. しげるぱぱ 2004/11/07(Sun) 14:41:59
38. sagiyama 2004/11/07(Sun) 16:07:12
>コマドリとアカヒゲ
実際にあったとは・・・(驚 しかし、当の本人(本鳥?)たちは関係なく暮らしているんでしょうね。 39. 猫耳☆彡 2004/11/07(Sun) 18:32:49
更に脱線になりますが
> りんごに「mikan」、みかんに「ringo」と名前を付けて呼ぶ国があったとしても >コマドリとアカヒゲ 日本人に馴染み深い「納豆」と「豆腐」も逆だという話もありますよ #豆を腐らせ(発酵させ)ているのに「納豆」? #豆(豆乳)を器に入れて固めているのに「豆腐」? 40. KAZZEZ 2004/11/07(Sun) 21:49:17
>「豆腐」
脱線ついでに、昔、「まんがはじめて〜」で見た話ですが、たしか、 ミルクを腐らせて「乳腐」(要するにヨーグルトですよね)というのがあったので、 豆乳から作ったヨーグルトみたいなものという意味で「豆腐」になったのだそうです。 41. 猫耳☆彡 2004/11/08(Mon) 22:05:53
遅レスですが
> KAZZEZさん なるほど、そういう話もあるのですね 勉強になりました 42. かねやす 2004/11/08(Mon) 23:40:12
あ〜そういえば小学生の頃、豆電球で信号機作ったときに給食の牛乳ビン
のフタの上の青いビニール流用したんですが何枚重ねても光った色は オレンジでした。子供心に??だった記憶が。 43. KAZZEZ 2004/11/09(Tue) 01:37:59
> 何枚重ねても
というくだりから察して、 例の牛乳瓶の青紫のビニールは、一枚では薄くて明るい色ということで、 その原因が、吸収される波長幅が狭くていろんな色を通しているからだとすれば、 何枚重ねても効果が無かったことに筋が通ります。 つまり、その青紫のビニールは、青紫だけを通しているのではなく、 補色である黄色付近だけを吸収しているために、 全体として明るい青紫に見えていたのだと思われます。 一方、豆電球は黄色から橙のあたりにピークを持つ擬似的な白色光だと思いますから、 (私的には肌色だと思う・・・) 黄色が吸収されれば橙に見えるのではないかと思います。 それにしても、本当に「青」で信号を作ったら 外国人は混乱するでしょうね・・・。 44. sagiyama 2004/11/09(Tue) 07:19:59
>それにしても、本当に「青」で信号を作ったら
>外国人は混乱するでしょうね・・・。 青い目だからですか? レイバンのサングラスで運転用のタイプがありましたね。確か信号機の色をよく透過するコーティングだったと思います。 45. まもり 2004/11/09(Tue) 09:41:02
中国に納豆は無いんですね。
46. KAZZEZ 2004/11/09(Tue) 11:20:16
> 青い目だからですか?
あぁいえ、信号の青って、世界的には緑(という概念)と聞いたので。 日本でも今でこそ青緑というか緑青ですが、昔は確かに緑でしたし。 考えてみれば、もともと白熱電灯は橙めいていて、青の成分が少なさそうですから、 フィルタで青を出すのが困難だったのかもしれませんね。 本当は青のほうが視認性はよいのでしょうけど。 手元にある安物のスケルトンタイプの電源タップでは、 スイッチに半透明の色がついており、それぞれ無色、緑、青、橙なのですが、 下地の電球が、かなりはっきりとした橙色なので、どれもほぼ橙色にしか見えないうえ、 橙と無色がほぼ同じように光り、青がやたら暗いという 不揃いな明るさで光っているだけだったりします。 こうした場合は透過光と反射光で光源自体が違いますから、 >「反射する光」と「透過する光」はほぼ同じものと考えて良さそうです。 とは言えなくなります。 信号の青も、光っている時は青緑ですが、 昼間、光っていない時に見てみると、かなり深い青だったりします。 47. sagiyama 2004/11/10(Wed) 21:01:56
たまたまですが、今日こんなThinkPadを捕獲してきました。
ttp://www.aichi.to/~thinkpad/tp755cdv/ まさしく透過型ですね。 |