私も１台稼動させています。
米国の訴訟システムでは、基本的には訴訟費用はそれぞれが負担することになっていますので、特に特許訴訟や集団訴訟では、勝訴してもかなりの訴訟費用を負担せざるを得なくなります。特許訴訟ですと、展開にもよるでしょうが、１００万ドルから２００万ドルぐらいはかかるようです。
最近のごろつきの弁護士は、特許侵害の警告状を送りつけて、「訴訟費用を考えたら、今のうちにこれだけ払うのは安いはずだ」ということを堂々と言ってきます。また、ろくに技術の話はせずに、お金の話しかしない奴もいます（訴訟になると、侵害か非侵害かに関係なくお金がかかると、親切に忠告してくれるわけです）。
さすがに、米国の弁護士の中でも、上記のようなやくざまがいの行為に関して、憤りを感じている人もいます。
本当に良い発明ならしょうがないのですが、「特許はお金になる」という風潮が広まって以来、制度が悪用されているような感じです。
いろいろと問題はあるのですが、思い切ってドイツ訴訟手続法のように、敗訴側が全額負担するとする方が、まだましかとも最近考えています。