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[2987] 「X-MEN武将風雲録 完全無音PCの野望」 (12 レス) 2003/05/17(Sat) 23:47:22 |
X-MEN さん |
Web: (none) | |
(第1話) 無音、静音、爆音、轟音… 世の中には様々なPCが満ち溢れている。 事の始まりは、爆音サーバーケースOWL-PC-76を購入した事だった。 「6基のファンが共振して物凄い事になってるよ…」 X-MENは涙した。 i840マザーで組んだマシンがこれでは台無しだ。 最初の構想では24時間稼動させるAVワークステーションという事だったが、理想には程遠い。 とりあえず、CPUだけでもファンレスにしようとX-MENは決心した。 しかし、それがいけなかった。 X-MENは歪んでしまったCPUリテンションを直そうとして粉砕ハンマーを用意した。 「修正してやる!!」 気分は某艦長だったX-MENは、折角のマザーを地獄送りにしてしまった。 (注:実話です) 激しく続き期待
2. X-MEN 2003/05/17(Sat) 23:58:13
(第2話)
PIIIDR3は死んだ。 i840の名マザーはもう動かない。X-MENは茫然自失となった。 いつも健気に動くThinkPadX24が無かったら、きっとヒッキーになっていた事であろう。 しかし、いつまでも落ちこんではいられない。 転機は訪れた。 http://www.dualcpu.jp/ ここで、Xeon1.8GHzを使用した静音マシンを製作した方がいらっしゃったのだ。 「これだ!!」 仮面ライダー1号2号は力と技を合体させV3を生んだ。 ならば840の魂は860に引き継がれるべきだ。 そんな訳でP4DC6+2マザーを利用した無音マシンへの挑戦が始まった。 CPUはXeon2GHzにして、高速電脳のリテンションチェンジャーKD-603R478を利用。 サーマルコンポーネントのヒートシンク90EX70×80-P4を使用の時は、 ネジは使えませんと説明書に書いてあるが、ワッシャが邪魔なだけだ。 直径2.6mmのネジを秋葉原ガード下で買ってきてキチンと装着。 BIOSで見るとCPUは52℃で安定している。 第1関門は突破した。 3. X-MEN 2003/05/18(Sun) 00:07:50
第2関門は電源である。
X-MENは秋デパをさ迷った。 出力が大きなスイッチング電源があったら適当な回路組んでやろうと思ったのだ。 工業用電源は言うまでもなくファンレスである。 しかし、世の中そう上手くはいかないもんである。 お目当ての3.3V、5V、12Vで満足な出力を持つものは(たまたまだろうが)見つからなかった。 「もう我慢できない!」 運の悪さを嘆いてはいられない。 X-MENは既製品を使用する事にした。 BONA Computec社から、110WのACアダプタ電源が出ている事はここの読者はご承知の事だと思う。 あれを3つ乃至4つ使って電源の無音化を達成しよう。 X-MENはそう考えた。 リレーはセリング社のSPW-PSWを使用すればいいだろう。 結果として、3つ使って起動に成功。 その前に実験として、24ピン20ピン変換を利用、8ピンは挿すが4ピンは刺さない、 そんな変則的な電源供給状態でも起動には成功していた。 その前例もあって、あまり不安は無かったが、目論見通りいくと嬉しいものである。 4. X-MEN 2003/05/18(Sun) 00:23:10
(第4話)
残るはディスクである。 いつぞやの投稿「SolidStateStorage」を覚えてらっしゃる方はいるだろうか? コンパクトフラッシュtoIDE変換、更にSCSIDE変換をかませてSCSI-RAIDを実現、 そんなおバカな構想である。 X-MENはこれを忠実に実行しようとした。 P4DC6+2には、SO-DIMMスロットサイズのZCRソケットがある。 ここに入るAdaptec社のゼロチャンネルRAIDカード、2005Sを調達。 ZCRは速度が出ない事は判っていた。あちこちのwebで報告がある。 しかし、もとが遅いコンパクトフラッシュなので、あまり問題にはならない。 ACARD社のSCSIDE変換ブリッジAEC-7726H、アイアールキューブ社のIDECF変換 ICF-01S、SanDisc社のコンパクトフラッシュSDCFB-512-801(容量512MB)、 以上を5セット分調達した。 Windows2000インストールには充分である。 X-MENは楽観していた。 しかし、地獄の亡者はここに恐るべき罠を用意していたのである!! (続く) 5. ZJI 2003/05/18(Sun) 00:45:12
>恐るべき罠
ど〜なったんだろ?わくわく。 6. 陽 2003/05/18(Sun) 07:22:19
共感して買ったPIIIDRE(←ちょっと弱)はMT-Pro2200+の中にて色々な意味で静かに余生を送っていますよ、鯖にはもってこいのマシン…GHz超CPUをファンレス常時稼動は若干の勇気が要りますが
7. X-MEN 2003/05/18(Sun) 22:56:54
(第5話)
さて、本題を進める前にちょっと寄り道。 CPUはXeon2GHzな訳だが、CPUバックプレートも使っている。 CoolerMaster社のZERO3のものだ。ちなみに世間の評価は散々である。 私とてヒートシンクとしての性能は全く期待しておらず、最初っからプレートだけが目当てだった(w で、これを裏返しにして装着すると…ベースに接触しそうである。 今回は見送ったが、発想を逆転してバックプレートに軟らかめの熱伝導シートを張って、 ケースに接触させて放熱というアイデアも悪くなさそうだ。 昔、星野金属のキャッチコピーに「全身ヒートシンク」ってのがあったと思うが、 正にその状態になるだろう。アルミケースなら更に効果覿面だと思う。 前はヒートシンク、後ろからはバックプレートで放熱。 「ま、前から後ろから、畑中○子状態」 閑話休題。 中継ケーブルというのは便利である。 電源コネクタ(アイネックスはじめ数社より)、IDEコネクタ(これはアイアールキューブだけ)、 こういったアイテムはマザーに挿しておくとメンテナンスの時に大変便利だ。 今回はヘッダピンにも中継ケーブルを挿した。 黒いコネクタ部分にResetとかPowerFailedLEDとか書いてあれば更に便利なのだが… と、思っていたら白いインスタントレタリングを見つけた。 秋デパ恐るべし、である。 今はPCとプリンタの普及により、昔はどこの文房具屋でも売っていたインレタも、 ここぐらいでしか買えない事に時代を感じてしまった。 8. X-MEN 2003/05/18(Sun) 23:06:33
(第6話)
さて、最後の第3関門を語ろう。 それは正に罠だった。 「動け、動け、動いてよ!!」 沈黙した初号機で絶叫するシンちゃんのように、X-MENは錯乱していた。 コンパクトフラッシュだけで構築したディスクアレイを作成してリセットをかけた途端、応答が無くなったのである。 AdaptecI2O BIOSの画面メッセージがモニタに虚しく凍り付いていた。 待つ事5時間。 やっとI2O BIOSがデバイススキャンを終えてマシンに制御を渡した。 なんとかCDブートをかけてWindows2000のCUI画面に入った。 ディスクフォーマットに長い時間がかかり、ファイルのコピーにこれまた長い時間がかかった。 「再起動してGUI画面か…」 その予想は無残にも裏切られた。 「環境を構築できません。Windows2000の内部エラーです。管理者に問い合わせてみてぴょ〜ん」 9. X-MEN 2003/05/18(Sun) 23:21:06
(第7話)
コンパクトフラッシュでSCSIディスクアレイは不可能なのか? その後の実験で、条件付で可能な事がわかった。 1、起動ディスクとしては使えない。OSを他のディスクにインストールした後に追加するのであれば使用はできる。 2、デバイススキャン問題は、先頭(ID-0)に普通のIDE-HDDやフラッシュディスクを接続する事で回避可能 結論としては、コンパクトフラッシュのディスクアレイは容量稼ぎの為にサブ的な使用に限られる、という事だ。 とりあえず5枚買った512MBメディアは無駄にしなくて良さそうだ。 これだけ判れば十分。 X-MENは、秋葉原に出撃し、ハギワラシスコムのフラッシュディスクを手配した。 しかし、随分と費用のかかるマシンになってしまった。 ディスクが遅いし書き換え回数制限がある訳だから、RAMディスクソフトウェアも併用せざるを得ない。 そうすると、860だから、RIMMで2GBにしなくてはならない。 ちょっと計算すると、この機体の総費用は100万を越えそうだった。 X-MENは天を仰いだ。 「我がマシンに一片の悔い無し!!」 (完) 10. 雷獣王GRIFFON 2003/05/19(Mon) 00:21:51
>OWL-PC-76購入
>PIIIDR3死亡→Xeonマザー&CPU購入 >5枚買った512MB CF >この機体の総費用は100万を越えそうだった そんな豪気な.(滝汗) ー`)。oO(でもこんな馬鹿野郎なことやってみたいよなぁ・・・.) >PIIIDR3死亡→Xeonマザー&CPU購入
自分は、 PIIIDRE死亡→SDVIA-LS購入 でした(泣 Xeon化は夢また夢・・・。 給料日前でピンチなのに自作機をもう一台組みたくなりました(死
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