それは逆では、、、
火の海にされてしまうのは平壌・・

>それは逆では、、、
>火の海にされてしまうのは平壌・・

北朝鮮が暴発するとミサイルが日本にも降ってくると言いたいのでは？
無論そういった事態になれば平壌も攻撃はされるでしょうが。

えと、誤読したわけではないのです。
が、米韓日と北朝鮮との軍事力が隔絶していることを考えれば、どうして日本ではこんなに北朝鮮脅威論がまかり通っているのかってことが、フシギなわけで。
北朝鮮の側から「本気」でしかけてくることはありません。イラク後の合衆国（および韓、日）の矛先が北朝鮮に向けられる可能性はあるにしても。
つまり彼我の力関係から考えたら、「逆」ですよ、ということ。

ああ、なるほど。
ただ力関係が隔絶していても追いつめられればどう転ぶか分かりませんからね。
イラクだってそうだし、昔の日本もそうでした。国力・軍事力共に隔絶していました。でも頭は下げませんでしたよね。
「窮鼠猫を噛む」という諺もありますし。

私も最初の受け取り方はKitaさんと同じでした。

ただ普通なら戦争を目的だと思う国家は皆無なはずで、あくまで手段ですよね（皇帝殿のいわれるように、暴発はそこから外れますが・・・）。だから、「ではなぜアメリカ（+日本）が北を攻撃する必然性があるか」というと、Kitaさんと違いわからないのです。対イラクなら下のほうでみなさんお書きのように、大義名分とは別に米仏の（ドルVSユーロの？）代理戦争という側面もあるのでしょうが・・・。

しかし対北となると、メリットあるのかなという気がします。北の国は侵略するほど値打ちのある国なのでしょうか？　
強いて言えば大義名分として「テロ支援国家（悪の枢軸）をやっつける」「民主化させる（イラクよりよっぽど酷いぞ・・・）」「大量破壊兵器（核）を持ち、東アジアの平和を乱す。兵器の輸出もする」というところでしょうが、現状は経済難民を撒き散らさないように押さえてくれているし、中国との緩衝国家として米中のクッションアブソーバーの役割をしてくれています。また朝鮮半島が南北統合して、まるまる中国の手先になったら洒落にならないです（韓国の嫌米感情は以前よりもさらに盛り上がっているようですからね・・・）。

>どうして日本ではこんなに北朝鮮脅威論がまかり通っているのかってことが、フシギなわけで。
これもまったく同感です（笑
ただ放置していれば、（これはもっと不思議で）「日米同盟を破棄せよ」というような頓珍漢がのさばってくるからでしょう。自国の安全保障は自国でちゃんとやる、という覚悟があるなら頓珍漢でもいいのですが・・・。

自分が丸腰なら相手も丸腰でという某国論ウィルスが日本の自称野党に蔓延しております。残念ながら不治の病です。

北がミサイルを打ち込む可能性が最も高いのは日本だからでは。
韓国、中国、ロシアに発射しますかね。

米朝枠組み合意、韓国太陽政策、日朝平壌宣言が意味しているのは、sagiyamaさんご指摘の

＞現状は経済難民を撒き散らさないように押さえてくれているし

ということです。韓国は西ドイツよりも貧弱です。北を吸収（統一、という文脈では、実質の面ではこれ以外ありえない）し、食わせていく自信がなく、飢えた民衆をあらたに抱え込むだけの気概はない。
周辺国も発想は似たようなもの。

問題は、今回のイラク戦争にしても、現在の合衆国政策決定に関わっている者たちが、必ずしも米国の経済界の利害の全体を反映しているのではない、ということ。利益をうるのはエネルギー産業と軍産複合体、新保守主義者（ネオコン、ね）たちくらいのもの。しかし、戦争を起こしたわけです。
　意味するところは、北朝鮮それ自体に経済的利益はなく、周辺の同盟諸国にとってマイナスであったとしても、現在のブッシュ政権の構成要素にとっての政治的・経済的利害の面でプラスであれば、米軍による先制攻撃の可能性は排除できない、ということなのです。

まあ、こうした分析事態はそれほど新しくも珍しくもないのですが、こうした現状を踏まえて、どのような展望を持つのか、が私とsagiyamaさんの分岐点でしょうね。

ちなみに

＞中国との緩衝国家
＞まるまる中国の手先

これは冷戦時代の感覚のような気がします。東アジア諸国（韓国、フィリピン、日本、実質的な意味で台湾）に米軍のプレゼンスがある現状では、中国脅威論もかなり眉唾です。

（忙しすぎて、現実逃避のためにカキコしてしまう・・。しばらく沈黙します・・。）

>北の国は侵略するほど値打ちのある国なのでしょうか？

ないでしょうね。また新たな「恨」を増やすだけでしょう。

>現状は経済難民を撒き散らさないように押さえてくれているし、中国との緩衝国家として米中のクッションアブソーバーの役割をしてくれています。
>また朝鮮半島が南北統合して、まるまる中国の手先になったら洒落にならないです（韓国の嫌米感情は以前よりもさらに盛り上がっているようですからね・・・）。

うーむ・・・なるほど、そう言う見方もあるのか。
南北統一は実際無理なんじゃないですかね。ドイツ統一の際もあれだけ元西ドイツへの負担があった事を考えますとね。
韓国はもっとひどい状態に陥ってしまうんじゃないかと。韓国にもそこまでの覚悟はないんじゃないでしょうか。
現体制維持で大量破壊兵器の廃棄、核拡散防止条約の再加入を求めるくらいが落としどころかな。

>どうして日本ではこんなに北朝鮮脅威論がまかり通っているのかってことが、フシギなわけで。

例えとしてどうかと思いますが・・・
相手(それも何を考えているのかよく分からない相手)が自分を殺しうる凶器を持っている。
しかし自分がそれを防ぐ手立てを何ら持ってない。これはとても怖いな、と思うわけですよ。
無論その相手がその凶器を自分に対して向けない可能性もありますし、向ける可能性もあるわけです(何を考えているのかわからないんですから
だからと言って問答無用で相手を殴り倒すわけにはいかんですから一応警戒をしておこうか、みたいな。
私的にはそんな感じでしょうか。
それに、ミサイルの届く範囲で一番攻撃しやすそうな国は日本しかない、と言うこともあります。
中国・ロシアは論外、韓国はまあ無理でしょうし、他の国じゃあまり意味がない。
「一発なら誤射です」とかばってくれる人もいそうだし。

>中国脅威論

kitaさんは否定的みたいですが私も今後一番の脅威はやはり中国になるのではないかと思います。

北の軍事力そのものは確かに大した脅威ではないかもしれません。
むしろ崩壊して経済難民が大量に発生する方がよっぽど厄介です

しかし、ただですら行き詰まっている政権ですから、内部の不満をそらすため対外戦争を始めるようなパターンも有り得ます。
どこかの野党が主張するように、日米同盟を破棄して非武装化したりしたら、格好の餌食になります。

国の経済的価値に相応の防犯態勢くらいは、整えておくべきですが、我が国ではそれに難癖つける方々が結構います。
このため防犯態勢を検討するときは、具体的な脅威をことさらに強調しておく必要があるのです。

＞北を吸収（統一、という文脈では、実質の面ではこれ以外ありえない）
韓国のことをいろいろ興味を持って調べたりしたことがありますが、彼らは北の国に対して一種の尊敬の念を抱いていると感じたことがありました。自分たちはアメリカの手先に成り下がって協力させられているのに、東西冷戦構造を引きずり未だに同じ民族と停戦状態のまま（日本以下の扱い〜アメリカは日本を領土分割させなかった）。それに比べれば北は（良かれ悪しかれ）一本筋が通っています。現在、アジアでアメリカと対等に外交を展開しているのは中国と北だけでしょう。
南北がひとつになれば、経済面はともかく、思想的には（したがってゆくゆくは体制的にも）南は全滅だと思っています。だから現状ではアメリカは親米政権を作ろうとして結局失敗したイランの轍を踏むことはないと思っています。（余談ですが、東南アジア通貨危機の際、韓国はIMFに痛い目に合わされアメリカ資本がかなり入ってきました。アメリカが韓国経済を乗っ取れば半島政策も変わってくるでしょう）

＞北朝鮮それ自体に経済的利益はなく、周辺の同盟諸国にとってマイナスであったとしても、現在のブッシュ政権の構成要素に
＞とっての政治的・経済的利害の面でプラスであれば、米軍による先制攻撃の可能性は排除できない、ということなのです。
おっしゃることは理解します。北の存在・行動がアメリカ国内の政治経済に影を落とす状況（あるいは、どこでも良いから戦争して兵器の在庫を一掃をしたい）なら、米軍の先制攻撃もありうるかもしれません。

ちなみに今回は、イラクがオイルマネーにユーロ決済を持ち込み、国際基軸通貨としてのドルの威信を揺るがそうとしたからお灸を据えている、というのが大きな理由だと思っています。アメリカに先制攻撃を仕掛けたのはフランスですね。経済の戦争ですけど・・・。
金本位制ではなくドル本位制だからこそ、アメリカは輪転機でどんどんドルを刷っても繁栄を謳歌できます。普通なら暴落しますよね。仮に円が国際基軸通貨なら今ごろどんどん日銀が福沢諭吉を刷ってとっくにバブル後遺症から抜け出していることでしょう。しかしRealmさんも言われていますが、自国の安全保障も一人前にできない国にはそんな甘い汁は吸わせてもらえません。

余談ですがイギリスは中東で紛争が起こったときドサクサ紛れにアメリカが自分たちの権益に手を出させないように軍隊出します。フランスはそういうことをしなかったので、アフリカの旧植民地を（確か2つほど）アメリカに乗っ取られたはずです（こう言う際には“アメリカ軍”といわずに“アメリカの軍事顧問団”という言い方をします）。

>どのような展望を持つのか、が私とsagiyamaさんの分岐点でしょうね。
>中国脅威論

参考までに、東アジアの将来について、私が気にしているのは以下のコンテンツにあります。
http://www.gyouseinews.com/foreign_prospect/jan2001/001.html

アブラを燃やすのはやめて欲しいかも。

ホントに1か月もかからずに終わるんですかねぇ。（終わらないと思います。）

北朝鮮から見れば日本は第２の貿易相手国でいい金蔓ですし、総連を通じて巨額の献金も入ってます。
金持ちのぼんぼんは殴らずに、ねちねちと金をせびり取るほうがうまみがあるからね。
ミサイルは脅しで十分なんです。

ミサイルを打ち込んで欲しいのは米国です。
もしミサイルが打ち込まれたら、ミサイル防衛に金を出せ！と米国の要求も通りやすいし、武器も沢山売れるからです。
日本にミサイルが打ち込まれても、米国は反撃しないでしょう。
自衛隊を強化しろ＝武器を買え、と言って来るのは目に見えてます。

既に米軍は制空権はとったようで、南部ではヘリ部隊で各地に点在している防衛施設や小部隊を蹴散らしながらその後ろを追いかけるように戦車部隊が時速40キロというかなり早い速度で進撃中。早ければ2、3日ほどでバクダットへ迫る勢いです。
いまのところイラク側に組織的な抵抗は見られないそうですが、出来ればこのまま抵抗せず速やかに米軍に道を明けることを願うばかりです。
どうせ、はむかったって勝てるわけないですしね・・・・。

遅レスですが、
＞それは逆では、、、
＞火の海にされてしまうのは平壌・・
テポドンやノドンが東京に落ちてきたらあんなふうに爆発するのかなと思っただけです。

質、量とも圧倒的に兵力差があることですし、スムーズに侵攻しているようですね。
ただ、最初の攻撃がフセイン大統領一族の居場所に命中した可能性がある…という報道は、どうも眉唾に思えます。
イラク軍兵士の士気喪失などをねらって、意図的に流している偽情報なんじゃないかと勘ぐってみたり。

＞どうも眉唾に思えます。
そうですね。
たぶん市内を逃げ回っているか、あるいは各国報道陣の滞在しているホテルの秘密の部屋にでも隠れてるような気がしますね。

側近（？）３人が死亡したとかどうだとか。

既に影武者説が飛び交ってるみたいですね。

当然のようにイラク側は否定してますね。

お粗末すぎでは。
ヘリ同士が空中衝突、米兵が味方テントに手榴弾、パトリオットが英機撃墜。