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[2447] クローン (9 レス)
2003/02/15(Sat) 12:54:19
YOU。 さん
Web: (none)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030215-00001012-mai-soci
ドリーが死亡した模様です。
遺伝子異常が頻繁に出ていた模様。
最近はクローンをめぐる動きなり話なりが頻繁になってきましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030120-00000206-reu-int
新興宗教団体が人間のクローンをしたと騒いでもいるようです。
クローン手順、方法に矛盾なりおかしいところがあるとの事で、金集めのネタ、という見方をしている人もいるようですね。

1. Tambo 2003/02/15(Sat) 17:29:45
>ドリー
クローン元が6歳、ドリーが6歳7カ月で、足せばちょうど寿命くらいになる、と言う話しもありますね。

2. まさむね 2003/02/17(Mon) 11:35:40
細胞自体はクローンされた年齢から始まるので50歳の人間の細胞からつくったクローンは生まれた時にすでに50歳という話ですね

生まれたときに細胞を取っておかないといけないのかな・・

3. しげるぱぱ 2003/02/17(Mon) 12:43:50
生まれたての赤ん坊の細胞に50歳の人間の染色体をぶち込むとどうなるんでしょうか?

4. YU 2003/02/17(Mon) 15:58:40
染色体には一定の回数だけコピーを許容する仕組み (テロメア、でしたっけ?) があるので、50歳の染色体は寿命が短いんじゃないかと思います。
で、コピーの回数を増やす研究も進められていたはずです。

コピーの回数が制限されるのって、最近のデジタルコンテンツ配信みたいですよね。
神様の作ったコピープロテクトに挑む人類、みたいな感じでしょうか。

5. Hatman 2003/02/17(Mon) 18:05:23
んで、コピープロテクトが解除されてるのがガン細胞。

6. kita 2003/02/17(Mon) 18:13:26
>一定の回数だけコピーを許容する仕組み

↑は、DNAの複製の機構は、決まった方向にしか複製が進まない(複製に関与する酵素が核酸を追加できない)ので、2重螺旋を構成する2本の鎖の一方は連続的に複製できるけど、他方は飛び飛びに複製されます。飛び飛びに複製していく方の鎖では、一番最後のところで脱落が生じちゃうのでコピーのたびに短くなってしまう、というわけ。
生殖細胞では、DNA末端の繰り返し配列テロメアを長くする酵素テロメラーゼがはたらいて補充します。

>コピープロテクトが解除されてるのがガン細胞。

細胞分裂の制御機構、細胞の自殺機構、周辺の細胞とのコミュニケーション機構などに変異がおきるとガンが誘発されるようですね。

あと、この手の体細胞からのクローン作成実験では、体細胞の「初期化」のさいにメチレーション(細胞の機能分化のさいに、メチル基がDNA鎖に付加されて、その細胞でつかわない遺伝子に”蓋をする”こと)が完全に解除されているのか、ヒジョーに疑問が残ります。見た目はきちんと発生しても、実は・・・とかね。

ちなみに、受精卵の核をとっかえる実験は1000個ぐらいやって、何十個かうまくできて、そのうち何個か発生すると言う感じです。宗教団体は、十分な数の卵をどのようにして手にしたんでしょうか?

7. しげるぱぱ 2003/02/17(Mon) 18:29:22
>宗教団体は、十分な数の卵をどのようにして手にしたんでしょうか?
うふふ...、そりゃ怪しげな儀式=乱こ...(ドカバキッ

8. しげるぱぱ 2003/02/17(Mon) 18:33:39
閑話休題。
胚の方でなく、染色体の方にコピー回数制限があったとは。
それじゃ、自分の胚にどっかの赤ん坊の染色体をぶち込めば...、
それは自分のクローンじゃないか。

9. kita 2003/02/17(Mon) 20:30:06
>染色体をぶち込む

高等な脊椎動物では、遺伝的に同一でない(正確にはMHCの多型がある種で、これが一致しない)細胞は、移植しても排除されちゃいます。骨髄移植とかのさいに問題になるアレです。

訂正:テロメラーゼ→テロメアーゼ


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