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[6073] 地球温暖化 (22 レス)
2002/03/24(Sun) 11:24:20
YOU。 さん
Web: (none)
南極では千葉県大の氷山が出現した模様です。
冬には雪が本当に降らなくなってしまいました。

かなり前に読んだ本によると、あとX十年で東京のほとんどが海水面下に没してしまう可能性があるとか。
便利さを得た変わりに失いそうなモノが結構大きいですねー。
21世紀は某人口大国が消費大国へ変貌する事が予想される世紀でもあります。
色々問題はあるでしょうけど、発電所を全部原子力にするとか、車を全部電気にするとかが必然となるのは案外近い将来なのかもしれませんね。

PS
なんだか最近政治にしても環境にしても、先送りしていた問題が目の前の問題として湧き出してきた感じです。
21世紀は日本もですが、人類全体にとって大変な世紀になるかもしれないなぁ、と4月前だというのに散り始めたサクラをみて思う次第であります。

1. sagiyama 2002/03/24(Sun) 11:57:38
以前、グリーンランドで大昔の人のはた織機が氷の中から出てきたそうで、昔はもっと暖かかったようですね。
徒然草(だったか?)にも「家を建てるには夏場のことを考えよ」ということで冬は暖かく過ごしやすかったらしいです。
もっとも当時の海岸線がどこかは分かりませんが・・・。

2. KITAMOTO 2002/03/24(Sun) 12:35:20
もっとも,いわゆる「地球温暖化」と呼ばれている現象自体,仮説の域を出てないわけです.
それ自体がデタラメだと主張する研究者もいますので,それほど神経質にならなくても良いのでは?

それより,汚染された環境(大気・水・土壌など)の対策が大事だと思います.

3. 毎黒仮節渡万 2002/03/24(Sun) 12:41:56
可能な限り自然への負担を減らす、というのは励行されるべき大切なことなんですが、現在よりも温かい時期が地球にあったのは間違いないようでして。

4. YOU。 2002/03/24(Sun) 13:14:18
YAHOOにもこういったカテゴリがあるのですね。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/global_warming/
上のリンク先にまとまったサイトがありましたので追加します。
http://www.mycomj.co.jp/ondanka/ondanka1.html#kion

>それ自体がデタラメだと主張する研究者もいますので,それほど神経質にならなくても良いのでは?
面白いことをおっしゃる研究者ですね。どなたでしょう。
そうすると京都議定書での大騒ぎは、なんの意味もないという事でしょうかね。

5. KITAMOTO 2002/03/24(Sun) 14:36:24
> 面白いことをおっしゃる研究者ですね。どなたでしょう。
「ニューズウィーク日本語版」(2001年8月1日号)の
リチャード=リンゼン・マサチューセッツ工科大学教授などがそれです.
他に同様の文献を見たのは8年ぐらい前の「週刊金曜日」なのですが,
これはあいにく手許に残ってないのでうろ覚えです.

論旨としては,環境への影響があるかも知れないけど,それは過大評価しすぎである,というところです.

影響を大きく見積もる人と小さく見積もる人の差はかなり大きく,
実体経済を拘束する必要があるほどの危機の根拠にはなり得ないというわけです.
(規制が必要なら それなりの根拠を示す必要があるけど,今のところ曖昧過ぎる.)

> そうすると京都議定書での大騒ぎは、なんの意味もないという事でしょうかね。
そうなります.
現にアメリカ合衆国が離脱しました.
#ブッシュ政権が産業界寄りだからそういう決定をしたとも考えられますが.(^^;


また,人間の活動以外の別の要因が「温暖化」をもたらしているとなると,
人間の経済活動を縛ったところで的外れなことになってしまいます.

現在信用に足る気象モデルが確立していない以上,
いま現在起きている海面上昇などに人間がどれくらい影響を及ぼしているのかなんて
誰にも正確なところは言えないんです.

------
地球自体が巨大な緩衝装置だと考えると,増えた二酸化炭素の増加をうち消す方向に
自然界は動くのではないでしょうか?(私見ですけど.)

6. jubei 2002/03/24(Sun) 14:54:30
ではミクロ的な視点から。(笑)
暖冬の時や非常に暑い夏の時などによく地球温暖化の話が出てきますが次の年の冬には寒波が到来したり冷夏になったりすることもあるので今年の春の到来が早いからと行って即温暖化というのは少し厳しいかと。
実際今は寒の戻りですし。

7. . 我孫子・A・我孫雄 2002/03/24(Sun) 15:04:36
地球温暖化の影響かどうかはともかく、ここ数十年の災害は、世界規模で洪水が発生しているようです。
噴火・地震の被害はほぼ横ばいのようですが、洪水の被害は大きくのびているようです。

確かにここ数年「局地的豪雨」と言うのが多くなった気がします。

>地球自体が巨大な緩衝装置だと考えると・・・
すべての元凶である、人類をうち消す方向に?、、、

8. KITAMOTO 2002/03/24(Sun) 15:21:26
> >地球自体が巨大な緩衝装置だと考えると・・・
> すべての元凶である、人類をうち消す方向に?、、、
そういう方向もあるかも・・・.(^^;

でも,実際に地球をいちばん汚しているのは地球自体だと思うんですけどね.
地震や洪水・噴火・山火事・・・. 自然災害がいちばん怖い?

9. 毎黒仮節渡万 2002/03/24(Sun) 15:24:36
用心に越したことはないと思うんですけどね。二酸化炭素濃度も上がっているわけですし(他の温暖化物質ではそう古いデータはないか)。

油と泡とゴミが浮いた海岸を歩いて快いと思う人はいないでしょう。

自然の自浄作用に押しつけてきたのが公害問題だったわけですし、環境を汚染しない方が良い、という考えまで間違っているとは思いませんから。

10. KITAMOTO 2002/03/24(Sun) 16:23:28
> 環境を汚染しない方が良い、という考えまで間違っているとは思いません

私もそんなコト言ってません.(^^;; > 間違い

冒頭に申し上げたとおり,「汚染された環境(大気・水・土壌など)の対策が大事」という考えです.
ただ,フロンなどの人工物とは違い二酸化炭素は自然界のサイクルに組み込まれているので,
増加をうち消す方向に動くのではないかな,と思ったわけです.

11. 毎黒仮節渡万 2002/03/24(Sun) 17:07:00
> 私もそんなコト言ってません.(^^;; > 間違い

あ、いや、なんちゅーか、論点ずれてました。ごめんなさい。
独り言のようなものだと思ってください(^^;;;;

12. Pico_Chan 2002/03/24(Sun) 17:28:20
何らかの理由で多少気温が上がると、それによって氷や水に含まれている二酸化炭素が空気中に戻され、更に温暖化を進める方向に働く、というのは紛れもない事実でしょう。
しかしながら、2〜3百年程度の短い周期で繰り返されている小氷河期と、数万年以上の長い周期で繰り返されている氷河期の存在を無視することは出来ません。

前回の小氷河期にはテムズ川が氷結した記録が残っていたり、日本でも伊勢湾に鯨が多数出現していることが歴史資料に残っています。
そのころが地球気温の極小期であって、それから現在まで地球の気温が上昇を続けているのです。

逆に、縄文時代は非常に気温の高い時期でした。東北地方で稲作の証拠が見つかっています。
かつて東北地方での稲作は困難を極め、品種改良や農業技術の革新があって、ようやく現在のように稲作が可能になったのですが、縄文時代は
何もしなくても稲作が出来る程温暖だったということなんです。

そういう地球的歴史の観点に立てば、ほんのここ百年程度のことで地球温暖化の原因が人間の活動にあるとは断定できない、というものなのです。
氷河期は突然にやってきます。マンモスが一瞬で氷漬けになったように。

>自然の自浄作用
地球温暖化の引き金を引いたのも人間だったし、核戦争で氷河期到来の引き金を引いたのも人間だった、ということになるのかもしれません。
自然はその自浄作用により、人間を滅亡させることになるのでしょう。

13. KO1 2002/03/24(Sun) 18:03:06
前にも書きましたが、地球の気温が今のように比較的安定しているのは地球の歴史の中では比較的珍しい事であると南極の氷層を調べて解かっている事らしいです。
・・・・太陽の状態の周期の影響とか色々とあるような事がTVでやってましたが、科学がどれだけ影響を与えてどれだけその影響を無くする事が出来るのか、、
ゴミの分別くらいなら苦も無く出来るのでその辺からやる事に(汗、

>何もしなくても稲作が出来る程温暖だったということなんです。
いえいえ、かつての青森県津軽郡田舎館村(実は祖母の家のある所)で約2000年前の稲作の跡の遺跡が発見されてますが、そこでは工夫と品種改良がなされていた証拠が出土しています。
何とかジャポネスクと何とか・・なんだっけ?
とにかく日本種だかともう少し南の地方の品種を混栽すると早生になるというのを知っていたらしくその方法で早い時期に収穫を得ていたようです。

15. けいじ 2002/03/24(Sun) 20:42:49
>#ブッシュ政権が産業界寄りだからそういう決定をしたとも考えられますが.(^^;
石油会社から献金を受けていた、という事実もありますね。

>増加をうち消す方向に動くのではないかな,と思ったわけです.
自然界がそのまま残っていればそうでしょうけど、浄化作用をしているものを人間が破壊している場合はそうもいかないと思いますが、
>自然はその自浄作用により、人間を滅亡させることになるのでしょう。
ということになるでしょうね。
大きな目で見れば人間の存亡も自然界の一部。
自滅するか環境に適応して進化していって、一部だけが生き残っていくのか・・・。

個人的には隕石到来で全生物死滅が理想的(^^ゞ
未練が残る世界が残ってるのって、ちょっと悔しいので<-超自己中(爆
もちろん個人レベルでの環境保全には極力貢献しているつもりですが、まぁなるようにしかならない、というのは無責任すぎですかね。

16. しげまる 2002/03/24(Sun) 21:31:07
んー、自然の摂理と人為的に引き起こされた現象を同じ次元で語ってる時点でなんか違うような。
海面が10メートル上昇したら国土の殆どを失ってしまう南太平の島々や
バングラディッシュのような低地に住む人々は、それで納得できるのでしょうかね…

努力によって回避できる災厄なら、それに越したことはないと思うんですが。

17. 南風 2002/03/24(Sun) 21:42:23
>自然はその自浄作用により、人間を滅亡させることになるのでしょう。
将来、本当にそうなっていくのかもしれません。極端な例が「ナウシカ」ですかねぇ・・・

18. KITAMOTO 2002/03/24(Sun) 22:37:20
> 自然の摂理と人為的に引き起こされた現象を同じ次元で語ってる時点でなんか違う
ですから,まずどこまでが人為的なのかハッキリさせる必要があるのでは?と.(^^;

汚染物質の垂れ流しはソースが人間だと分かりますけど,
こと二酸化炭素等の場合は その動きが把握し切れてないんです.

自然界の寄与の方がはるかに大きいなら,もはや人間にできることは限られてしまいます.
(ゼロじゃないとは思うけど・・・.)

費用対効果や科学的な有効性を無視した「環境保護」じゃ意味無いんです.
精神論では環境保護はできないので,具体的な効果のありそうな方法を探りましょう,ということで.(^^;;

19. 2002/03/24(Sun) 23:09:38
大規模な火山噴火で放出される物質は、人間の大気汚染や二酸化炭素放出を上回るとか。
それでも、人間が二酸化炭素削減を模索するのは無意味ではないと思いますが。
>氷河期は突然にやってきます。
確かに気候変動は、急激に起こるようですね。だだ、その原因は様々なケースが想定されますね。
>マンモスが一瞬で氷漬けになったように。
マンモスは、寒冷地に適応した生物で、氷漬けの死体も死亡時期は数万年の範囲に及ぶとか。
とにかく、気候変動で一斉に凍死した訳ではないようです。
>自然はその自浄作用
これに対しては、懐疑的ですね。
森林地帯の発達が、或る氷河期の引き金に為ったという説もありますし・・・
>ナウシカ
漫画版のナウシカの旧文明の滅亡のしかたは、悲壮でしたね。
巨神兵は絶対的制止力として造られ、腐海は人為的な生態系再生計画の産物でした。
それでも、滅びを止められず、また其れを自覚しながら滅びを認められずに再生を計画するが、それも破綻する。
かなり、切ない話でしたが、同時に其処まで達観できないと反発も感じましたね。

20. jubei 2002/03/24(Sun) 23:54:37
>ナウシカ
セガ派な私はそちらより先にパンツァードラグーンを思い出しました。
#ゴミ失礼

天文学も似たような所がありますが,気象学についても実際に専門分野に踏み込んで勉強してみると実は分からない事だらけ.
専門外の人の目から見ると「え!?何でそんな事が分かってないの?」と言うレベルの事が(巷ではさも当然のようにある種の説が広まっている場合でも)実は最前線ではまだ謎のまま論争中だった,と言う事はサイエンスの世界では非常に多いです.
科学雑誌などでさも決定的な理論のように語られている事も,学会などに参加すると複数の説同士が未だ議論中で,その内の一派をそれが結論であるかのように科学誌等が取り上げていて,それを我々は真理だと信じて議論しまっているケースが意外にたくさんあります(^^;)
#そこが科学系議論の難しいところでもありますけど

今年の異常高温現象については人為的なものが原因なのか,あるいは自然のサイクルの中でまだ解明されていない事をきっかけにして起こっている事なのか,まだはっきり言い切れないと言うのが正直なところのようです.
従って氷山発生の原因が異常高温であることは分かっても,それが人為的な地球温暖化と直結しているかどうかの結論づけはまだ難しい段階だと思います.
#気候変動は人為的な要因と自然的な要因の複合による結果で,
#その切り分けは突き詰めれば突き詰めるほど難しいと言う面も
#あるようですね.

ただ,原因が人為的であってもなくても地球環境に配慮する行為自体は実に大切な事であると思います.
そう言う意味では地球環境の今後について世界の国々が具体的な議論の席に着く事ができたと言う実績として,京都議定書に至る一連の動きはそれ自体が非常に大きな意味を持っているのではないかと思います.

22. YOU。 2002/03/26(Tue) 21:01:58
>「ニューズウィーク日本語版」(2001年8月1日号)の
リチャード=リンゼン・マサチューセッツ工科大学教授などがそれです.
政治色の強い人のようですね。
ご存知かと思いますが、米国の研究はスポンサーに大きく依存している場合が多いようです。
口の悪い人は「学者乞食」とか。(^^;
まぁ、日本でも似たようなところはありますけどね。

>石油会社から献金を受けていた、という事実もありますね。
こういう場合の米国は本当に露骨ですね。

>学会などに参加すると複数の説同士が未だ議論中で
学会自体胡散臭いのはいっぱいありますよね。
学者の説を根拠としている団体に別の学者をぶつけるのは、昔からの常套手段のような。
日本では国がスポンサーであることが多いですかね。

>天文学も似たような所がありますが,気象学についても実際に専門分野に踏み込んで勉強してみると実は分からない事だらけ.
「明日の天気も予想できない気象学」、と言って未来のシミュレートを皮肉る向きもありますけどね。
予報の為の情報量が膨大すぎるから、らしいですけど。

京都での問題を難しくしているのは、単純に気象学の話だけでなく、米国の世界戦略上の問題、関係企業の問題、環境保護団体の問題、発展途上国の問題等々が絡むからですか。
世界は米国だけではないのですけどね。


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