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[5740] はたしてどこが違うのか (9 レス) 2002/02/28(Thu) 23:38:37 |
RX_77 さん |
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テレビで、連合赤軍だった人が出てました。 「総括」の名の元に何人もの人を殺して来た人の話し。 しかし、その惨たらしい行動とは別に、淡々と語るその言葉はむしろ、人事のような話し振りでした。 もちろん、そのために長い刑に服してきたとは言え、自分の犯した罪に関しては、いや、罪など犯かしいない、との口振りに見えました。 これを見ていると、ふと、オウム教の信者を思い出しました。 あれだけの罪を犯して、なお麻原を盲信する姿。 確かに、彼らが目指した物はある種の宗教かもしれない。 そして、もう一つ。 あちこちで起きる、児童虐待。 平気で自分の子供に折檻をする。 そして、捕まると、子供に愛情が持てないと言う。 あるいは浮浪者や老人を襲う若者達。 おもしろいから、気に入らないからと、平気で暴力を振るう、しかも弱い者に。 最後に、連合赤軍にいた事を誇りに思って言えるようになりたい、とか何とか言ってたようでしたが・・・ > 連合赤軍にいた事を誇りに思って言えるようになりたい
それは自分の拠り所だからです。すなわち根源的には反省していないことになります。あの時代・活動を否定することが、自分を否定するという難事業に足を踏み入れることを意味するからです。 ずれたインテリに扇動された愚昧なる暴力集団に他ならないのですが、まだそれを認められないようですね。 誇りを持って人を殺し、それが罪だと思わないと宣うなら、社会復帰は諦めた方がいいでしょう。獄中で何をしていたか知りませんが、仏教であれキリスト教であれ、宗教書を紐解くことがあったなら、そんなことは言わないような気がするのですけどね。 # あるタリバン民兵が捕虜収容所でコーランを読んで # 改心したというのも、記憶に新しい与太話です。 児童虐待には複数の社会的要因が関わっていると考えています。本人にも責任はありますが、長くなるので控えます。 オウム真理教については…拉致状態で洗脳されたのもいるでしょうが、それ以外の一般信者について、あんな恥ずかしい未消化のごった煮教義を見破れないとは情けない。彼ら同様のオタクになれとは言いませんが、そうではない他の宗教からの借り物の部分については、見破れるべきです。そういう、少なくとも防御になる宗教知識は必要なんです。 グローバルの時代をより重視し、文部省が世界文化の理解という観点から、複数の宗教に触れる新しい宗教教育を始めると発表していますが、実際の現場の教員に問題があるのがいると、要らぬ悲劇を生みかねないですが、それが防止できるなら、良い決断と言えるでしょう。 アメリカのキリスト教も、日本の葬式仏教に近付きつつあると聞きますが、他に「愛国心」という拠り所があるので、テロの不安も長期化しませんでした。経済も回復基調に入ったようですし。ひるがえって日本の不況は、経済や政治だけが原因なんでしょうか。 連合赤軍ってほとんど表だってはかかれませんが活動家間では赤堕らな関係が当たり前だったみたいで、男にとっては住みやすい世界だったかも。
3. 伝説のペペロンチーノEpion公爵 2002/03/01(Fri) 03:56:03
うちの母の友人が某教団に引き込まれ,こちらの社会に帰ってこなくなったそうです.
本人の親御さんはもちろん母もその人の友人としてかなり頑張ったそうですが・・・と言う話を,オウム関係で世間が大騒ぎしていた頃に何度か聞かされた事があります. そのせいもあって,うちの母は新興宗教にものすごく厳しい目を持っているようで,その影響で私もその手の存在にはかなり注意深く育てられました. 私が東京で一人暮らしするに当たって,親が一番心配したのもこの関連だったようです. 連合赤軍だったか、日本赤軍だったか忘れましたが、テルアビブ空港で銃を乱射した事件がありましたね。当時はとんでもない奴らだと思ってましたが、同時多発テロでイスラエルとパレスチナの関係を徹底的に調べてからは、共感できる部分が出てきました(ぉぃ
重信某が捕まりましたが、彼女の娘の手記を読むと、パレスチナ(だったかな?)では彼女たちはヒーローなのだそうです。市場で買い物をしても「あなたたちからお金をもらうわけにはいかない」と言われるそうです。手段は卑劣で許されるモノではありませんし、彼らが掲げた理想と現実がずれている部分(仲間内のリンチなど)もあるが、理解できるようになった部分があるということですね。 5. 皇帝スーパーブラックバード 2002/03/01(Fri) 10:17:51
人に迷惑をかけない程度なら問題はないと思うんですが>信念
固い信念は時として人に迷惑をかけますから。 #銀英伝で「信念」について書かれた件に共感を覚えました 6. よねよね 2002/03/01(Fri) 10:30:50
金儲けを考えている宗教指導者も、戦争を始めようとする施政者も、他人の人生や現在の社会体制への失望につけ込みますからねぇ。そういう意味で、昨今の社会情勢はちょっと怖いです...
なにはともあれ、自分の頭で考えられる人間にならないといけないですね。 # ところで、「日本人は神を信じない」とよく言われますが、森羅万象すべてのものに神が宿り、それらに感謝して生きるというのが、日本人の宗教観なんだと思うんですよね。(「自然の恵み」という概念のある農耕民族だからでしょうかね?) 7. と 2002/03/01(Fri) 10:58:15
>連合赤軍にいた事を誇りに
「やった事は間違えだったけれども、志や動機は純粋だった」としたい、という事でしょう。 これを否定すれば、テイデンティティーの否定に成りますから。 そうなると、自己の完全否定(自殺等)しか道が無いのがあの世代だと思えます。 (一昔前なら、それこそ仏門に入るしか無いのですが、コミュニズムは宗教を否定してましたから・・・) >「自然の恵み」という概念のある農耕民族 日本人の文化・心理風景にアニミズムが根を降ろしているのは、日本列島が「自然の恵み」、特に水資源が豊かで、且つ森林を伴う山岳部が多い「森の文化」が根底にあるからでは? 同じ農耕民族でも、大規模な治水技術とそれを支える強権な政権(中国の皇帝やエジプトのファラオ等)が、不可欠であった大陸の農耕民族では、最高権力者は神と同一視されていました。 アニミズムは環太平洋地域やポリネシアとの関連も指摘されていますね。 ところで日本の憲法は 内心の自由を定めています。
これは 反省や謝罪も全て他人から強要されることはないと言うことです。 例外としては謝罪広告が最高裁で合憲判決が出ています。 犯した罪に対する償いはシステムとして存在し義務ですが その心は強要されることがありませんし 誰にも強要することはできません。 9. よねよね 2002/03/01(Fri) 21:47:42
>アニミズム
なるほど。 「キリスト教も、あんな砂漠ではなく、もっと動植物の豊かな東南アジア辺りで生まれていれば、神を頂点として人間が動物の上に君臨している、などというピラミッド型の思想にはならなかっただろう」と言ったのは遠藤周作でしたっけ。 |