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[5559] プリンターの故障 (13 レス) 2002/02/11(Mon) 04:59:40 |
YU さん |
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純金はきわめて腐食に強い金属ですが、パソコンを使っている人だと、ごく身近なところに金を腐食させる物質があるのをご存じでしょうか? 答えはカラーインクジェットプリンターのインクです。 3年ほど前のことです。引っ越しの時にキヤノンのプリンターを縦に置いたらカートリッジからインクが漏れてしまい、それがプリンタ内のマザーボードの配線や金属部分を溶かして、完全に再起不能になったことがありました。そのことで、インクには腐食性があることを知りました。 今はHPのプリンターを使っているんですが、実は、2時間ほど前にプリンターが突然エラーを出して印刷不能になってしまったんです。 ステータスの内容をマニュアルで調べると、「インクカートリッジの不良」となっていました。ついさっきまで使えていたのに、これはどうしたことだと思って調査開始。 まずは接触不良を疑って、カートリッジを取り外し、再度付けなおし。しかし改善せず。 もう一度取り外してカートリッジをよく見たら、見事にやられていました。フィルムケーブルのすきまの表面張力でインクが回り込んで、金メッキされているはずの端子が腐食して茶色くなってしまっています。 しかし、発見が早かったおかげで配線が完全に溶けて消滅するまでにはなっていなかったので、アルコールと綿棒でインクを掃除したあと、細かい紙ヤスリで端子の表面の絶縁物を削り取ったら、見事に復活しました。 3年前にキヤノンのプリンターを分解した経験と知識が、まさか今になって役立つとは。 インクジェットを使っている人は、プリンター内部はときどき掃除した方がいいですよ。インクがあちこちに飛んでいますから。 「王水」でも使っているのだろうか?<インク
それとも「黄金水」とか(マテコラ 金メッキだったら、完全にめっきされていない可能性もありますね。
で、下地と反応した物が析出して来るのかも。 あー。卒業研究終わらんー。予稿提出まで後少し。 なるほど。まさに人柱報告。有り難うございます。
うちのPMシリーズ気をつけよう(^^; ほほう、おもしろい現象ですね。
金の腐食について突き詰めていくと、意外な大発見があったりして (ぉ インクジェットプリンタのインクの成分がナゼか手元にあるのですが(ぉぃぉぃ 水、有機溶剤、染料、pH調整剤、界面活性剤となってますね。pH調整剤は弱アルカリのようで。 怪しいのは染料? (う〜む、これだけではわからん さっき、二酸化硫黄(ガス)に長期間曝されて茶色く錆びた金の写真をネット上で見つけたのですが・・・どこかにいってしまった (ぉぃ 手元の参考書で調べてみると、金は王水やその他ハロゲンを含む溶液には侵されて溶けるみたいですね。また空気中ではシアン化物(青酸化合物)の水溶液にも溶けるらしいです。
・・・シアン化物イオンはまさかインクに含まれて無いだろうから、怪しいのはハロゲンですかねぇ・・・(^^;;)。 7. YU 2002/02/11(Mon) 17:00:39
> 二酸化硫黄(ガス)に長期間曝されて茶色く錆びた金
金のアクセサリーをつけたまま温泉に入るのもまずいんでしょうか。 銀は硫黄と反応するから温泉は厳禁という話は聞いたことありますが。 >銀は硫黄と反応するから温泉は厳禁という話は聞いたことありますが
銀は硫黄や硫化水素ガスと反応するので、うっかり銀製のアクセサリーなどをつけて火山地帯へ行くと、火山ガス中の硫化水素と反応して黒く錆びてしまいます。中学校の修学旅行で阿蘇山へ行った時、銀ではなかったですが着けていた腕時計が思いっきり黒ずんでいたということがありました(汗)。 金はそうそう簡単には侵されないとは思いますが・・・どうなんでしょうね? >シアン化物イオンはまさかインクに含まれて無いだろうから
青系染料にシアン系化合物が使われている可能性はありますね。 10ppmの二酸化硫黄に40℃75%(湿度かな)で240時間ですか…。たった10日間。
酸性雨が発生する大気状態なら、容易く腐食してしまうわけですね。 12. こういち@BD5B-RS 2002/02/11(Mon) 23:45:20
王水ってなんじゃら?(商業高校に行ったので化学はしませんでした。
っと調べたらこんなページが。 http://www.snet.ne.jp/milk32/ohsui.html おいおい、4MBのメモリって、、、BX3購入のときに4万も出したのに・・・。(今じゃご自由にお取りください、かな? うわ、メモリ溶かしてる・・・さすがにECC EDOの64MBを溶かす人は居なさそうですね(笑)。
ちなみに王水というのは濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混ぜてできる物で、溶液の中では塩酸の塩化水素と硝酸が反応して、塩化ニトロシルと呼ばれる橙色の気体と塩素ガスができています。この塩化ニトロシルと塩素、更に元の塩酸の作用により白金や金に塩素原子がくっついたイオンができて溶けるというのが王水が金を溶かす仕掛けになっています。 3HCl(塩酸) + HNO3(硝酸) → NOCl(塩化ニトロシル) + Cl2(塩素) + 2H2O Au(金) + NOCl + Cl2 + HCl → HAuCl4(塩化金酸:溶ける)+ NO(一酸化窒素) てな具合です。 にしても即席で王水(ちゃんとした王水かどうかは判りませんが)を作って試すとは・・・チャレンジャーですねぇ(^^;;)。 |