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[4724] Hotな冷凍枝豆 (12 レス) 2001/12/06(Thu) 23:02:10 |
Azo さん |
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いま、一部の業界である特許(日本水産)が話題になってます。いや〜私も、 「'-') びっくりしたな〜、も〜」 なんですけど。 ●驚きの理由 その1:特許請求の範囲でびっくり 【特許請求の範囲】 【請求項1】豆の薄皮に塩味が感じられ、かつ、豆の中心まで薄塩味が浸透しているソフト感のある塩味茹枝豆の冷凍品。(以下略) 「;°;Д;°;) 塩味の枝豆など当たり前で、特許が成立するとは思わなかった」某大手食品会社 談 が、すべてを物語っています (笑 で、つっこみどころが満載(例:塩味は当たり前、ソフト感という表現は不明確など)なので、当然異議申立が起こりますが・・・ ●驚きの理由 その2:異議申立人の数でびっくり 平成11年異議第71860号 特許異議申立人 株式会社ニチロ 特許異議申立人 株式会社 ニチレイ 特許異議申立人 マルハ株式会社 特許異議申立人 明治乳業株式会社 特許異議申立人 株式会社 明商 特許異議申立人 ライフフーズ 株式会社 特許異議申立人 五十嵐冷蔵 株式会社 特許異議申立人 株式会社 ノースイ 特許異議申立人 福嶋 ○○ (個人名なので一応・・) いやぁ、業界こぞって大騒ぎさっ (汗; ●驚きの理由 その3:維持決定でびっくり で、異議申立ではこの特許はつぶれませんでした (爆 結論 訂正を認める。特許第2829817号の請求項1ないし3に係る特許を維持する。 【特許請求の範囲】(訂正後) 【請求項1】豆の薄皮に塩味が感じられ、かつ、豆の中心まで薄塩味が浸透している緑色の維持されたソフト感のある塩味茹枝豆の冷凍品。(以下略) 「緑色の維持された」ってなんやねん、ってつっこみはとりあえずおいといて・・・・ さっそく、異議の決定を手に入れて内容を確認すると・・・ 塩味については、塩味の枝豆は知られているけれども、それらが「豆の中心まで薄塩味が浸透している」かは不明であるから、本件発明は当業者が容易に想到し得たとはいえない、ってな感じかな(?) で、ソフト感については、異議申立人の1人が異議申立書で「ソフト感があるとは、茹枝豆としての可食範囲内の柔らかさを有することである」と、余計なこと書いちゃったもんだから、「ソフト感という表現が不明瞭であるとはいえない」って結論がでっちゃってるし (滝汗 おかげで、他社の異議申立もことごとく全滅・・・ T-T) あぁ、203高地・・・(意味不明) #ソフト感、なんて表現があると、いざ権利侵害でもめても「いやぁ〜うちの枝豆はポリポリ感が売りなんで」とか、とりあえずとぼけてみることもできるのですが・・・ソフト感の定義をくしくも異議申立人がはっきりさせてしまうとは・・・ で、現在はこのような状況です。 ●「冷凍枝豆に特許権」日本水産、41社に使用料請求 ●4社が係争の構え=8社は契約交渉入り―日水の冷凍枝豆特許で http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011205-00000006-jij-biz (長文失礼) どこをどう取ったら特許侵害になるのだか。
取ったもん勝ちのところがあるのはわかるが、それにしてもねえ。 使用料請求はねえ。 そんな暇があるなら、某国に工場を作りすぎて、某国に差し押さえられたり、 技術を盗まれたりしないように知恵を絞った方がよいと思うのだが。 コスト削減はわからんでもないが、このままだと「日本総人口他国へ出稼ぎ」になりかねんと思うのだが。 脱線しすぎで失礼(^^; 冷凍じゃなければよいのですよね。
日本水産と特許庁に嫌気が差したので、冷凍物は食わないことにします。 本格炒めチャーハンは特許に値すると思いましたが、これはなぁ…。
単身赴任者にとってはちょうど良い、植物質だったんですけど。
いるだけ解かせばいいのでお手軽。毎回おなべ出して茹でてざるに受けて塩架けてるのってじゃまくさい。 そんなことしているうちにビールが暖まってしまいます。( ̄∇ ̄;) > どこをどう取ったら特許侵害になるのだか。
「豆の薄皮とその中心まで薄塩味が浸透して」いれば、特許侵害に当たる可能性がある(特許庁特許情報課)らしいです (^^; > 某国 この手の製品はほとんど某国で生産されてますので、当然、某国にも特許出願してるみたいです (ぉ > 日本水産と特許庁に嫌気が差したので、冷凍物は食わないことにします。 塩味の冷凍枝豆は、2000年の時点で45%のようです。あらかじめ塩味がついてなければ全く無関係ですので、ぜひビールのお供には、ふつうの冷凍枝豆を解凍後、お塩を軽く振りかけたものを。 (^^) JR−Eのキヨスクで売っているミラクル卵(塩味付きゆで卵)も特許製品だもんなぁ。
あらかじめ塩味付けたらみんな特許なんだろうか?類似性が強すぎると却下されるようですが? ああ、なるほど。塩味を自分で付ければよいわけですね。
豆類は基本的に好きなので、「しゃくだなあ」とか思ったもので(^^; 一応、ニッスイへのフォローも入れときます・・・
1994年には数%だった塩味冷凍枝豆が、短期間に冷凍枝豆の半分近くを占めるようになったってことは、じつは称賛に値する商品なんですよね。 また、「これはイイ!」と他社が感じたからこそ、41社という数多くの企業がまねをしたんだと思います。 ただ、他社にとって誤算だったのは「どうせ、こんな当たり前のことが特許になるはずがない」と甘く見ていたことでしょうか(?) #これは現在の業界全体のあわてぶりをみていて、勝手にそう感じているだけですが #実はアメリカだと、商業的成功(これは日本もか?)、他人がマネした、なんてのは立派に特許の理由になったりします >そんな暇があるなら、某国に工場を作りすぎて、某国に差し押さえられたり、
>技術を盗まれたりしないように知恵を絞った方がよいと思うのだが。 激しく同意ですな。 著作権、取られたものは、仕方ない。 ・・・事前調査も大切ですね。 なるほどねぇ。確かに自分のアイデア料金と身近な考えでいくと納得できるところはある。
が、なして国内で争ってばかりいるの? 他国のようにある程度のスクラムを組んで自国産業を守る事をすればいいのに。 某新聞紙で爪楊枝産業が衰退したのは某国に進出?し、見事に技術を奪われたからだとか。 で、ほぼ滅ぼされた我が国の爪楊枝産業に変わって進出してきた某国の爪楊枝は、 予想通り品質を落とした物になっているそうだ。 最近の物で折れやすいのはその所為だったのね。 つまようじって柳家小さん師匠が特許持っていませんでしたっけ。
12. Kousuke Shibasaka 2001/12/07(Fri) 14:52:20
>他国のようにある程度のスクラムを組んで自国産業を守る事をすればいいのに。
日本の独占禁止法の運用のされ方を見る限りは,難しいかもしれません。 そのあたりに気づかない審議会の先生方にはなんとも・・・。 |