どるこむ仲間の掲示板! 過去ログ倉庫 | LOG:2001/10: | |
●2001年10月インデックス
●過去ログ検索トップ
■どるこむ仲間の掲示板へ
|
[4113] 本日のネタ (25 レス) 2001/10/25(Thu) 23:51:24 |
Epion【Saturn】研究室 さん |
Web: http://www.pluto.dti.ne.jp/~epion/swe/ | |
有機化学の実験で炎上事故起こしました(^^;) 試料中に落とし込んでいた沸騰席が不純物に埋まっていたせいか、沸騰石が死んでいなかったにもかかわらず突沸が起こって引火炎上・・・(汗) 1. SY 2001/10/26(Fri) 00:09:23
>沸騰席(お!最後はCPUを示す漢字では?)
不純物で埋まったのでなくair切れだったのかも Epionさんって専門、地学(院生ですか?大学3〜4年ですか?)ですよね? 化学もするんですね。(私は素人ですが某所で実習手伝ってます) それって教育課程用の履修ですか?
とにかく大事故に至って無いようでよかったです。( ・・)ゞ あぅ〜そうか、大学の学生実験だと有機溶媒を使った実験の加熱にも「火」を使うんだよね〜
今から考えると、あれって結構、危ないんだよね〜 背筋が凍るってヤツで。 #メーカーの研究室に入ってはじめて、火が一切ない状況にめっちゃ感動した記憶がよみがえる (ぉ #お金がある/ないの違いなのかな・・・・ #ちぅか、メーカーだと、有機溶剤扱う場所は静電気対策もバッチリ〜みたいな〜 沸騰石…大学の学生実験では、ガラス管を伸ばして折って作りましたっけ。効果の程は不明ですが。
高校までは白い石を使えたのになあ…(^^;; >お金がある/ないの違いなのかな・・・・
大学の講座でもひじょ〜にひしひしと感じました。とくに滅菌の必要な器具類では…。 こちとらガラス製のメスピペットを乾熱滅菌してつかっているのに、某国立研究所に行ってた友人は「えっ、滅菌済みの使い捨てピペットを使うんじゃないの!?」などと宣っておりました。 しっかーし、金をかければいい結果が出るモノじゃな〜い(あるに越したはないけど)。 ウチは樹脂製のメスピペットをオートクレーブで滅菌して使い回していましたが(滝汗)。
たまに土台のケースの方が熔けたりして(爆)。 新品は本腰を入れた実験でしか使わないような暗黙の了解がありまして(^^;;; 7. Epion【Selena】 2001/10/26(Fri) 01:15:58
>専門の分野
私の専門は物理の天文,理科4台分野としては地学に相当して,教員養成課程で全科目の学科と実験の履修が必修になってると言うややこしい身分です(^^;) 今回の実験では爆発とまでは行かないけど,エーテル系の溶液を熱する過程があってそいつが吹き上がって引火して燃え上がった格好になりました(汗) 炎上の瞬間いっしょに実験をしていた化学科の同班メンバーは炎にびびってささっと身を引いて,火中に取り残された物理科の私がそのまま火中で二次被害防止処置をしていたと言う・・・(^^;) と言うか,そもそも沸騰石が聞いてないのに気づいて新しい沸騰石を入れようと,ガスバーナーの火をどけずに加熱中のフラスコのフタ開けちゃったのが化学科の・・・(汗) いや〜,それにしても「事故の瞬間,当事者は景色がスローモーションに見える」っちゅーのは本当のようで. 「やばいな」と思ってから吹き上がってくる液体,それに引火する瞬間,それが飛び散り一足先に出てきていた化合物を燃やす瞬間,等々が鮮明に・・・( ̄▽ ̄;) こりゃ今晩辺り夢に出るぞ〜(汗) 8. Epion【Selena】 2001/10/26(Fri) 01:42:38
まぁ炎上と言ってもややこしくなる前にどうにか抑えられたので自分たちの班の実験卓があちこち真っ黒ベトベトになっただけでしたけどね(^^;)
> 沸騰石…大学の学生実験では、ガラス管を伸ばして折って作りましたっけ。効果の程は不明ですが。
ようは界面があれば良いのでガラズ管を伸ばしてかたっぽ閉じるだけで効果あります。むしろ不純物が入らないので実験向きなんですよ〜 溶媒精製するための沸騰石は植木蜂です。>うちの研究室 HPLCの溶媒ぐらい買えよ 炎上とは言っても大した事が無いようで何よりです。
>炎上 高校時代のとき、部活で炎色反応(エタノール+物質)の実験をやってて手に引火した事があります。所詮エタノールですから、熱くはないですが、非常に焦ります。 大学3年の時、有機実験で向かいの班のヤツが、炎上させてことがありますねえ。2人引火して、両方とも手に引火したのですが、片方は教室を走り回り、片方は全く動けませんでしたねえ・・・ (私は経験済みで分かってたので、そいつらの火を消しましたが) 経験談としては、そういう状態だと皆んな焦って動けない/暴れる事が多いので、経験者はそういう時に意外と冷静に動けるかと。 大事に至らなかったのですから、良い経験(?)をしたかと思えばいいのでは(良くないか^^;)。 11. SY 2001/10/26(Fri) 07:27:48
>そもそも沸騰石が聞いてないのに気づいて新しい沸騰石を入れようと,
これすると、入れた瞬間水でも一瞬すごいことになるので学生下がらせます。でもって可燃物ですか・・・(似非なまもの系(爆)でも下がりますね)。 ともかく大事至らなくて何よりです。 >ガラス管 沸騰石効いてないときに追加で入れてあげる人もいますね、うち。 >炎上 うちの学生は実験でない実習(私が院生の時いた講座が属している教室とかの・・・)で髪の毛や服の袖をよく燃します。 (ま、自爆なので) でも何年か前にペークロの濾紙を乾かす為のコイル上の針金をコンセントに差し込んで遊んだ輩が(「ビリッとくると思ったのに」との本人談)・・・。後が床に残ったような 12. 里志 2001/10/26(Fri) 07:36:48
エ・・・エーテルの加熱に火(滝汗)
しかも開けますか(洪水汗) 共通教育で使っては居たけど・・・・・ お金の問題ですかねぇ、研究費って普通幾らぐらい貰えるんでしょうね (5000万円らしい>うちの研究室(学生18人)) >ガスバーナーの火をどけずに加熱中
化学科では有機溶媒の加熱には裸火は絶対に使いませんよ。 マントルヒーターかホットプレートを使いましょう。 14. Epion【Demeter】 2001/10/26(Fri) 09:04:09
>化学科では有機溶媒の加熱には裸火は絶対に使いませんよ。
使いませんよといわれても現にこうして使ってますからねぇ(^^;) ま,研究室レベルじゃなくて学部の学生実験だからと言うせいもあったようで. うちの化学科でも研究室に上がるとちゃんとした器具が出てくるそうですが. 15. TX-Project 2001/10/26(Fri) 09:05:37
>5000万円らしい>うちの研究室
そ、そんなにもらえるんですか? 16. i96968 2001/10/26(Fri) 09:51:09
ネタ以前に、エーテル(ジエチルエーテル)は第四類特殊引火物ですから、バーナーでの加熱は「ぜっっっっっったいに」不可です。というか、そんな実験をさせる指導教官に教育機関にいる資格はありません。命がいくつあっても足りません。ましてや充分な知識のない学部学生に実習でそんなことさせるなんて論外です。エーテルの加熱は、電気ヒーターが使えない学生実験なら50〜60℃位に予熱した水浴でないと無理です。(後は定期的にお湯を足す)
>マントルヒーターかホットプレートを使いましょう。 これもだめです。万一器具が破損した場合、とんでもないことに…投げ込みヒーターを入れた油浴か湯浴でないといけません。 >5000万円らしい>うちの研究室 一桁違う〜〜(号泣 ***一部修正*** つめに火をともした事が(爆)
18. Epion【Selena】 2001/10/26(Fri) 12:49:45
ちなみにバーナーで直接ではなく資料の入ったフラスコとバーナーの間に水槽をはさんだ水浴加熱で,作ろうとしていた化合物はクロロアントラキノン.
「エーテル」はジエチルエーテルで,加熱中だったのはクロロアントラキノンが出来ているであろう混合液体から蒸留でエーテル分を取り除くと言う工程でした. 液温は30度を少し越えた程度の正常な温度で,事故のトリガーは突沸に焦って沸騰石の追加を入れようとフタを取ったことのようです. ちなみに指導教官の指示があったのではなく,同班化学科メンバーの判断による操作です. 19. 京見峠#27 2001/10/26(Fri) 14:46:30
里志さん>
50Mですか....いいなぁ。これだけあれば、Dualじゃなくて、 Quadなマシンが入るうぅ。 20. i96968 2001/10/26(Fri) 14:48:27
>指導教官の指示があったのではなく,同班化学科メンバーの判断による操作です
エーテルって恐いんですよぉ。/(^_^;;;; ちなみに特殊引火物っていうのは着火温度、引火点、沸点が極めて低い物質のことで、例えばエーテルの引火点は-45℃、爆発限界濃度1.8%ですから、防爆タイプでない冷蔵庫のある部屋でエーテル加温中に容器が割れたりすると、冷蔵庫の温調のスパークで部屋全体が爆発することもあります。エーテルを扱っている部屋での裸火、電気スパークは厳禁です。 エーテルの沸点は34.5℃なので、液温30℃だと、かなりの蒸気が出ています。(室温30℃の部屋で冷却器付けてエーテル撹拌すると、還流しますから) また、エーテル類は空気中に長時間放置すると過酸化物ができ、その状態である限度を超えて濃縮すると爆発するなど、割と危険な代物です。 その手の実験は充分気を付けて下さいね。(^_^) 焼き海老は見たくないゾ(まて 21. たまちゃん 2001/10/26(Fri) 15:47:05
> 焼き海老は見たくないゾ
美味しそう…(違) 22. Epion【Selena】 2001/10/26(Fri) 15:48:22
>焼き海老は見たくないゾ(まて
ですなぁ,なかなか豪快に燃え上がりましたし(汗) 低温引火性の物が燃えるとき独特のさーーーーーーと言う感じの静かな印象(それがかえって不気味)の炎でした. ザリガニくらいの大きさだとあまりおいしくないかも(汗
>焼き海老は見たくないゾ(まて
えっぴーが豪快に燃え上がる(萌え上がる)のか(違 >研究費って普通幾らぐらい貰えるんでしょうね
私の学科では、学生数というより、講座の教授のあげた実績や名声で全然違いました。 駆け出しの助教授だった私の指導教官は、学生6人抱えてせいぜい200万、それじゃ足りないので、余所の講座から借りたり、実験を引き受けて試薬と予算を回して貰ったりしていました。 その恩師の、結構高名な教授の講座では、年間2000万。これを学生10人ほどで使っていました。 医学部の高名な教授となると、文部省の重点推進分野に指定されていたこともあって、年間2億(学生30人ほど)とか言っていました…。 まぁ、分子生物分野は高価な試薬や酵素を湯水のごとく使うのですが、2億もあると、器具洗いや実験動物の世話、事務仕事などのために、講座で数人の補佐員を雇う余裕があったようです。 |