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[3052] アースの取り方 (14 レス)
2001/08/03(Fri) 23:26:46
Tambo さん
Web: (none)
アースを取る時って、地中に埋めた1本のアース棒にふたつの機器から接続しても大丈夫なものなんでしょうか。検索してもこういうことが載ってないのはダメだってことなのかなぁ?
片方に来た時にアース棒には逃げたけど、もう一方にも行ってしまった(苦笑)なんてことになったらやだなって思いまして(^^;
アマチュア無線のルーフタワーとUPSをつなげようと思ってます。

1. BVV5 2001/08/03(Fri) 23:40:28
強電関係と通信系は分離するという原則があります。
もし、真剣に避雷をお考えなら、大変面倒な大きさのものが必要です。
おおよそですが畳1枚ぐらいの銅板と、指ぐらい太い導線がある基準で設備されて入る必要があります。
これは最悪の直雷対策の場合で、通常は誘導雷対策ですのでここまでは…。
1mぐらいの銅メッキした棒を地面に打ち込んだ物で充分でこれに、タワーとUPSを一緒に接続されても普通は問題になりません。
エアコンを買った時についてくる可愛い棒ではちょっと心配です。
通信のTA、モデムの場合は上記と別に数m離して、同じような銅メッキの棒を打ち込むとかなり有効な接地になります。
このあたりのことは、電力会社の通信担当レベルの話なのでネットで検索してもあまり出てこないと思います。
ケースバイケースで色々とあるので…。

2. Casper-01@帰省中 2001/08/03(Fri) 23:56:34
昔はさらに炭を砕いたものを、埋め戻しの土に混ぜたりもしました、最近はどうだか知りませんが。

3. Tambo 2001/08/04(Sat) 00:12:14
どうもありがとうございます。

10円玉色だったような微かな記憶があるものの、銅メッキだったかどうかは自信ないんですが(^^;、1mくらいのアース棒を打ち込んであるので一緒につなげておこうと思います。アース線は外側のビニール(?)の部分を含めて5mm位でした。
別の部屋にUPSがもう一台あるので、アース棒とアース線をもう一組探さないとならないです。前は卸さんみたいな店を紹介してもらったんですが、今はその店なくなっちゃったんですよね。。。ホームセンターみたいなところだと可愛い棒しかなかったりするんですよね。今はあればいいな♪

>昔はさらに炭を砕いたものを、埋め戻しの土に混ぜたりもしました、
そう言うこともあったんですね。これは知らなかったです。

4. BVV5 2001/08/04(Sat) 17:00:34
Tamboさんの埋められたのは、まさしく私の言っている棒です。( ^_^)/
卸屋でなくとも、日曜大工の大きなお店、電設工事材料屋さんならどこでもあります。第1種接地棒というと分かってもらいやすいです。できれば接続用の電線がでているものが楽です。自分でつなごうと思うと、トーチランプであぶってはんだ付けになります。
接地抵抗が高いところでは昔は、木炭の粉、食塩を混ぜ込んで抵抗値をさげようとしていました。ただ、食塩は土壌に広がって数年で効果がなくなります。
最近は接地抵抗改善材(セメントみたいな感じ)を土に混ぜて2,30年接地抵抗を保っています。
JA6HWの大OM 角居さんのかかれたアンテナ工作ハンドブックに詳しく解説されています。残念ながら絶版なんで図書館で探してごらんになることをおすすめします。
アマチュア・一般向けに丁寧に解説されています。

5. たまちゃん 2001/08/04(Sat) 17:05:16
おぉ!聞いてみたいと思っていた事が・・・

http://www.aa.alpha-net.ne.jp/ef6254/tmp/setsumei.gif < 説明用画像っす!

普通は壁のアース端子(電源と一緒の3端子の場合もあるが)にアース線を繋げると
思いますが、アレってアース棒へ行くまでに(途中で)1本にまとまっていくような
「気」がしますが(汗)・・・(図1)

戸建て・マンションに関わらずアース棒がいっぱいなんて事は有るのでしょうか?(図2)
(アース棒が1本なら、そこまでは別々の配線の方がいいのかな?)

ただ、アースを機器の裏側でディージーチェーン等する(図4)よりは壁でまとめた方が(図3)
何となく良いかとは思いますけど (^^;

6. 名無しの権兵衛 2001/08/04(Sat) 17:23:00
>戸建て・マンションに関わらずアース棒がいっぱいなんて事は有るのでしょうか?
うちは通信用アース棒が3本、共同アンテナの保安器用アース棒が1本、電源用アース棒が2本埋まってたりします(爆
通信用アース棒は保安器の場所がみんなバラバラなため(保安器3個)大量になってます(^^ゞ
電源用アースは配線引っ張るのが面倒で二本あります(汗;
だけど電源用アース埋まってる10cm脇に通信用アース棒ば一本埋まってるんですよね・・・
電話の屋内配線の線を切った場所がたまたま電源用アースの真上になってしまったためこういった現象が起きてます(苦笑

後、隠ぺいされてしまう壁の中で線を繋ぐとちょっとまずいので大体の場合天井裏で線がまとまっています。

7. BVV5 2001/08/04(Sat) 17:23:49
>普通は壁のアース端子(電源と一緒の3端子の場合もあるが)にアース線を繋げると思いますが、アレってアース棒へ行くまでに(途中で)1本にまとまっていくような「気」がしますが(汗)・・・(図1)
はい、そのとおりで一般家庭、マンションではこうなってます。これは、あくまで人間が感電しないために取る接地が基準になっているからです。
何も工事屋に指示しないとこうなります。(^^ゞ
電力会社もその連絡にはモデムを使っていることが多く、また、NTTも電力は買っているわけです。
こうなってくると、雷さんが落ちたときに共通のアース線を伝わって反対側にもエネルギーがバシッとやって、かえって接地があるゆえに壊れるという事態に陥ります。
それを防ぐために通信用機器の接地だけ他の避雷用接地から遠くに離します。これを専門的には遠端接地といい、300mぐらい離すこともあります。
これは極端ですが、数m離して接地をするというのはよくやることで、おおよそ2mぐらい離れるとおこぼれが随分減るといわれています。
よって、ご指摘のとおり4のパターンより3のパターンのほうが被害が少なくなります。ただ、直雷ですとほとんどなすすべがないですけど。
これからの季節、架空で張ってある電話線に落雷のエネルギーのおこぼれが載ってやってきます。TA/DSUには必ず接地してくださいとかいてあるのはこのエネルギーを入り口で接地に逃がすために必要なものです。
これで、パチと逃げたときに入り口の保護素子が壊れることがありますが大事にはなりません。
そのためにもきちんと分けて接地しましょう。大した手間ではないですから。
マンションなどでは建物全体の鉄構造物が接地された形なのであえて分けないとも大丈夫です。

8. Pico_Chan 2001/08/04(Sat) 17:47:06
>マンションなどでは建物全体の鉄構造物が接地された形なのであえて分けないとも大丈夫です。
以前、鉄筋の建物(6Fビル)に直撃を受けたことがあったんですが、中で使っていたPCやその他の設備は大丈夫でした(アースを取っていた奴も取ってなかった奴も)。でも、構内電話交換機や火災報知機が皆破壊されて、ユニット交換が必要になりました。
また、直撃でなくても近くの鉄塔(と言っても100mは離れていましたが)に雷撃があったときにも、構内電話交換機や火災報知機が皆破壊されてしまいました。
どうやらビルの中を縦横無尽に走っている電線がアンテナになったらしく、次は何時狙われるのか心配です...

鉄塔に雷撃を受けたときは、いきなり目の前全体がピンク色の光に包まれ、何が起こったかすぐには分からず、火災報知機の誤動作警報で我に返ったものでした。
「ごろごろ」とか「ドッカーン」などの音は全くなく、いきなり閃光なんです。

ところで、雷さんに限らず気象条件は地域差が明確なので、自分の住んでいる場所はどうなのか把握しておくといいですよ。
私の場合、実家周辺には落雷したことが(数十年のスパンで見ても)全く無いのに、少し離れた地区では毎年必ず落雷があるというように。

9. BVV5 2001/08/04(Sat) 18:28:43
仕事柄、ドカーンに遭遇すること多し。( ̄▽ ̄;)
気持ちのいいものではありません。
電話機や火災報知機が壊れるのは大半が電源ラインと電位差が通信ライン、火災報知機は出先の検地線とで生じることによるものです。
電話線は地下のまんほーるで直結になってない限り空中に張ったロングワイヤですし、火災報知のセンサーラインもしかりでロングワイヤーです。
ここに雷さんのバシッが受信ε=┏( ・_・)┛されて電位が発生します。これが数百Vを超えると大抵壊れます。
それがあるので変電所の通信ラインは遠端接地なんてやるんですけど。
一般的にはマンション、ビルは全体がふぁらでーしーるど状態なので出入りしている電線のたぐいに注意すれば大丈夫です。

落雷はたしかに決まったところに落ちるようです。通例は一度落ちると数年はそこに落ちないといわれていますが毎年落ちているところがあちこちあります。
一度、現場事務所のプレハブに直撃されたことがありますが、落雷寸前には髪の毛が逆立ちました。それで落ちると気がついて部屋の真ん中に非難するや、ドッシーン。
落ちたときはあたり一面ピンク色で綺麗でした。後で屋根に登ると通信用のアンテナが溶けていました。当然つながっていた無線機はフロントエンドが溶接したように固まってました。

10. Tambo 2001/08/04(Sat) 22:52:57
いろいろありがとうございます。

>まさしく私の言っている棒です。( ^_^)/
よかったです(@^^@)/
キーワードは第1種接地棒、接続用の電線がでているものですね。トーチランプって何???状態なので(^^;

私も壁にあるアース端子はつながってるよね?とか思ってました。

うちで雷にやられたのは、去年、ケーブルモデムの後ろに付けていたHUBとCATVのテレビ受信機、何年か前にSONYのMDのRS232C通信部でした。

11. たまちゃん 2001/08/05(Sun) 01:09:45
> それを防ぐために通信用機器の接地だけ他の避雷用接地から遠くに離します。
> これを専門的には遠端接地といい、300mぐらい離すこともあります。

では、BVV5さんのお宅までアース線を・・・(^^;

> マンションなどでは建物全体の鉄構造物が接地された形なのであえて分けないとも大丈夫です。

> 一般的にはマンション、ビルは全体がふぁらでーしーるど状態なので出入りしている
> 電線のたぐいに注意すれば大丈夫です。

そうなんですか!?・・・(思い出したのですが)昔TVで見たときには、鉄骨・鉄筋から
機器に飛んでいくらしいので、避雷針から太いケーブルで建物の外側(1メートルくらい?)
を這わせて、さらに急に曲げない(って光ファイバか!!)で地中まで持っていくとか・・・

12. BVV5 2001/08/06(Mon) 23:43:15
はい、よく見ると微妙に建物と絶縁されていたりします。
直雷をいただいたら、もうほとんどなすすべがありません。
100万ボルト、数万Aの世界がやってきます。(^^;)
雷は高周波の波動ですので急には曲がれません。それで避雷針のケーブルはなるだけまっすぐにしてあります。
最近では電力線は接地、避雷が進んでいてかなり耐性が上がっています。
送電線の一番上に碍子のない電線が張って有ると思いますがこれが架空地線と呼ばれる避雷電線です。
かたや、通信線は避雷器がほとんど入ってなくてエネルギーが侵入しやすくなっています。家庭への引き込み口には一応保安器がついていますが、あくまで電話機が壊れないためのものです。
ですので、モデムやらその後ろのルータなどがこわれることになります。
できれば通信専用の接地、後付の避雷器をつけることをお勧めします。
UPSの中には通信回線用の避雷器を持っているものもあります。

トーチランプ  死語ですなぁ。ガソリンであぶる加熱装置です。ネットで検索すれば博物館で見つかるはず(^^;)。

13. BVV5 2001/08/09(Thu) 11:47:57
トーチランプはこれです。(やっと見つかった( ̄▽ ̄;)
http://www.sakae-seiki.co.jp/html/goods/Fuji/T_R.html

14. Tambo 2001/08/09(Thu) 13:00:48
>トーチランプ
全然見覚えのないものでした(汗)


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