ヘッジファンドはたとえ手持ちが一兆円でも、レバレッジを効かせて30兆円規模の投資（投機）行動が可能です。各国の中央銀行の為替介入は一日千億円台ですから、ヘッジファンドが通貨の叩き売りをしたらかないません。この手で欧州通貨統合のときポンドを叩き売ってイングランド銀行に勝った男がソロス氏ですな。

またタイのバーツの叩き売りを手始めに通貨危機を演出しアジアを食い物にしていった男でもあります。日本が見るに見かねでＡＭＦ（アジア通貨基金）を作ろうとしたら、ルー○ンが「そのような巨大な資金の存在は思わぬハプニングを引き起こす」って反対しました。ヘッジファンドのほうがよっぽど厄介なのに・・・。

いずれにせよソロス氏はルー○ン前財務長官、ＩＭ○、世界銀○の手先として、アメ○カ政府の情報をもらいつつパフォーマンスも上げていった男ですね（ちなみにタイガーファンドはサッチャ○を顧問に雇ってたはず）。もちろん、そのアメ○カ自体が失敗するときは一緒に転びます。ロシア危機のときですね。
ちなみに、世界銀○の日本の手先（パートナー）がオ○ックスです。

しかし、あんまりアジアを叩きすぎてキッシンジ○ーですら「ナショナリズムを引き起こす」と言って忠告して初めてブレーキがかかり、その後ＡＭＦは「新宮沢基金構想」と名前を変えてアジア各国（特にタイ）から絶賛されました。

信用取引は本当に恐いですね。扱う金が大きすぎて国家の中央銀行(除くFRB）でも太刀打ちできませんね。その信用取引のおかげで馬鹿でかい事業等をいろいろやることが出来るんですけど、悪用したり、失敗したりすると毒を撒き散らす感じで、回りは惨々な目に合います。
今日も株が大暴落で大変ですが、ヘッジファンドの中にはニヤニヤ笑っている人もいるでしょうね。