どるこむ仲間の掲示板!(alpha) PAST LOG 481


[481] 一眼レフデジカメ
2000/10/25(Wed) 00:12:12
YOU。 さん (210.174.145.36)
Web: -none-
キャノンがD30を発売したことで、市場ではニコンとフジフィルム等、手が届く範囲での一眼レフデジカメの選択幅が広がりました。
最近は普通のカメラよりもデジカメの方が使用頻度が増えた私にとっては、今までの資産が利用できるというのは大きなメリットです。
そう言えばカメラの基本構造は、発明と言うか出来てからほとんど変わっていないのだそうで、有る意味マイナーチェンジを繰り返してきたとか。
ですが、今や一眼レフさえピント、露出等を合わせる必要も無く、さらに自宅で紙に簡単にプリントできる時代。
手軽さは、昔と比べようも有りません。
そう言えば、実家の写真屋さん。
撮影には某フルオートなカメラを用いているそうで。
何でも、自分で全て合わせるより良いのが取れるとか。
むー。

PS
あるカメラマンに言わせるとフルオートなカメラは全然ピントが甘くプロユースにはまだまだだとか。
むー、そんなものですか。


1. Epion【HermesII】 2000/10/25(Wed) 00:27:18
>フルオートはピントが甘い

自分の意図とカメラが選んだ測距ポイントとの食い違いは避けられませんからね。
作品に対して意図があるものほどオートフォーカスは使えなくなって来ます。
逆に、写真屋さんが業務でやるような特別な意図のない写真の場合は、人間の目でこちゃこちゃ合わせるよりも”きちんとした”ピントが得られるってことでしょう。

どんなに高性能なセンサーが使われていても、意図した焦点面にピントがなければピンぼけ写真と変わらないのがプロの世界です。

2. Epion【HermesII】 2000/10/25(Wed) 00:31:11
あと、写真の「味」的な面で話をすると、デジタルカメラとデジタル出力による写真はアナログ独特のノイズが載らないためにどうしても冷たい写真になりやすいですね。

芸術的な写真の場合、画面のどこにピントを合わせるかは、カメラマンにしかわかりませんからね。
こればかりは、どんなに人工知能が発達しても、オートにするのは不可能でしょう。

#まぁそれ故、「多点測距」がもてはやされている訳ですが...

>フルオートなカメラは全然ピントが甘くプロユースにはまだまだだとか

最近は、AFで撮影される著名なプロの方も多いとか...。
まぁ単に、年を食ってきたので視力が弱っているだけカモ...(ぉぃ)

#やはり、カンノン(笑)がMFを切り捨てたのが大きい

最近AFに移行しましたが、なぜスプリットファインダーが用意されているのかわかりました・・・

オリンパスからも出ます(出た?)ねぇ、ハイエンドで20万切るデジカメ!欲しい!でも、やっぱり500万画素超えるまで待ったほうがよいかなぁ??????
デジカメ初めてカメラ一般に目覚めた私です。

7. Pico_Chan 2000/10/25(Wed) 07:54:37
天才アラーキーは、時代遅れのコンパクトカメラを毎日持ち歩いて、写真を撮っています。亡くなった奥さんのなんでもない日常の写真集、猫の写真集など、胸に迫るものがあります。
どれだけハード的にすばらしいカメラを手にしたところで、「天才」には勝てないものです。
「天才」に限らずプロは一枚の写真を撮るために、多くのフィルムを費やします。一本のフィルムでなるべく良い写真を撮ろうと考えている素人では、勝負になりませんよね。
その点、フィルム代を気にしなくて取り捲くれるデジカメは、有り難いものです。

8. Epion【HermesII】 2000/10/25(Wed) 08:04:47
ただしデジカメ持つようにして分かったんですけど、私のように「逆光」「太陽」をテーマにたくさん撮る作風には非常に厳しいですね。
アナログでは単なる露出オーバーで収まる映像が、デジタルだとおもいっきりサチってしまいます。
あと、CCD特有の「ひとつの画素に光があふれたら隣の画素に光を渡して隣の画素を侵す」と言う現象もデジタル特有の欠点です。

9. Epion【HermesII】 2000/10/25(Wed) 08:29:02
あと、受光ユニット(アナログで言うフィルム)に替えがないのは痛いかなぁ。(^^;)
フィルムごとの味も作品に加味すると言う面もそうですが、今回の撮影で一番困ったのが「数百万画素の画面のうち、たった1〜2画素駄目なピクセルがあるとカメラ自体を修理に出さなきゃ消せない」と言うところ。

先日の野辺山への出張直前にこれ(結構目立つ位置にある)を見つけてしまい、慌ててカメラ屋に持ち込んだら事情を察してカメラごと交換してくれましたが・・・マジであせりました。(^^;)

とはいえ、ネット配信用とか気軽なスナップ用として撮るにはこれほど便利なものはない、と言う感じで使ってますけどね。(笑)
特にネット配信用との面では、取り込み作業による画像劣化をまったく考えないで良いので、デジタルカメラの特性を考慮した作品作りに徹すればかえってアナログよりも質の面で安心できる気がします。

ただ、本格的に気合の入った作品を狙うときはやっぱりF3を出動させますが。

> 「天才」に限らずプロは一枚の写真を撮るために、多くのフィルムを費やします。

これは、自分で写真を撮るようになってから痛感しました。最近は同時プリントも安くなったので、できるだけフィルムは惜しまないようにしています。
風景なんかを撮る時、同じ場所で100枚(24枚撮り×4本)ぐらい撮ると、偶然、プロ並のすばらしい写真が1枚か2枚、必ず混ざってるんですよね。

>同じ場所で100枚(24枚撮り×4本)ぐらい撮ると、偶然、プロ並のすばらしい写真が1枚か2枚、必ず混ざってるんですよね。

もう少し確率が上げられればプロになれるかも?
プロは最低36枚撮りに1枚は作品にならないといけませんが。
でも作品にならないのも十分良いんだよなぁ(嘆息)

12. Pico_Chan 2000/10/25(Wed) 12:57:56
普通のカメラで花火の写真を取ると、光が糸を引いてしまって、見た目と全然違う様子になってしまいます。
その点、デジカメのCCDは反応が遅く、人間の目に近い残光特性を持っていますので、かなり見た目に近い感じで撮ることができます。
また、人間の目に近いので、撮影時に認識していなかった何物かが写真に写りこんでいるという(いわゆる心霊写真)こともないでしょうね。
銀塩写真は、1mS以下という人間では感知できない領域の時間を固定できますから、心霊写真が写っても不思議ではないわけです。

>プロは最低36枚撮りに1枚は作品にならないといけませんが。
プロ(プロカメラマン)の意味が不明瞭で、35o使用って報道?スポーツカメラマンのことですか。
彼らの消費量は膨大で、1000:1ないでしょう。
一般にプロと呼ばれる、トッププロカメラマン(ポートレート)はアラーキを除き、やっつけ仕事以外はプローニー以上で仕事しています。
アラーキもセミ版や67持っていて撮ってもいますが、下手巧を前面に出しているのでコンパクトカメラの撮影風景が多ですね。

>銀塩写真は、1mS以下という人間では感知できない領域の時間を固定できますから
かなり特殊なストロボを使用しなければなりませんね、市販品の閃光時間の早い物で1/40000、ただし50p以内の近接時の値。
スタジオ用の高出力、2400Wsの物は1/300秒なんてスローな物も多いです。
通常撮影の場合は、1/8000秒あたりが限界で12000もでてはいますが、フォーカルプレーンのスリット0.4oあたりの数値です。
縦幕で上下の時間差は1/350秒、F3など横幕だと左右の時間差は1/100秒程あります。

>プロ(プロカメラマン)の意味が不明瞭で、35o使用って報道?スポーツカメラマンのことですか。

風景です。って言っても35mmのフットワークを生かして取っている人の場合ですが。尤もそれでも一個所で36枚撮りを1本は使わないと・・・
何か最近の風景写真は645が増えている気はしますが

15. Pico_Chan 2000/10/25(Wed) 15:04:07
普通のコンパクトカメラでも心霊写真は写ってますから、もっと遅いシャッターでもいいんでしょうね。
その間に一瞬でも存在すれば、フィルムに化学反応を起こさせることができるんですから。

> 普通のカメラで花火の写真を取ると、光が糸を引いてしまって

この例は、銀塩とデジカメの比較としては、やや不適切でしょう。
バカチョンで夜景を撮ると、どうしてもシャッターが遅くなるので仕方ないですが、最低限シャッター優先モードのあるカメラなら、ちゃんと撮れますから。

あと、645も以前は使ってたんですが、レンズにカビが生えてだめになってしまいました。もったいない。
ブローニーは、やはり解像度が高い分、水面などのグラデーションが本当に綺麗に出ますよね。

17. bvv5 2000/10/25(Wed) 16:14:35
いわゆる写真館のプロ。これは、一発百中の腕がいります。結婚式では、念のためセイムカットを取ってカメラを変えてとりますがこれは現像中の事故を含めて安全策を採るためで、全部のカットがあたりです。
また、運動会や、披露宴を取っている記録カメラマンの絶対条件は、参加者全員が写っていることです。
芸術家であるカメラマンとまた違う写真屋のプロ魂でした。v(^^)v

>バカチョンで夜景を撮ると
意味を考えた事はおありですか、コンパクトカメラと言いましょう(笑)。

19. Pico_Chan 2000/10/25(Wed) 16:38:43
あくまで、コンパクトカメラとデジカメの比較つーことで(^^;
あ〜ん。どう言えばいいのかな。うまく伝わってないみたい。
銀塩フィルムの感光による化学反応は不可逆的だから、シャッターが開いている時間内の光の合計値が記録されます。
シャッターが開いている間の一瞬の光でも記録できますが、その間に光が動けば糸を引く訳です。シャッター速度を上げれば光の移動量が小さくなって、糸の長さを短く出来ます。

一方、CCDは光が当たったときだけ電荷が発生し、やがて消滅していきますから、シャッターが開いている間の一瞬の出来事は撮れないし、電荷が消えていくまでの僅かな時間しか光の糸を引かない。

20. KO1 2000/10/25(Wed) 16:54:01
>意味を考えた事はおありですか
現在はそういう言葉になっていますが、元は江戸時代から有る言葉との事で特定民族を卑下したりする言葉では無いようですよ。
といっても現在の「誤用が元で誤解されている状況に意味が変わった現状」で使うのは誤解の元ですから使わない方が無難な言葉であるのは確かかも、、

>バカ・チョン
江戸時代後期から使われ始めた言葉で、本来は現在解釈されている意味ではなかったそうな。
されど、「ダサい」の語源と同じくあやふやな言葉ですな。

22. まくつ 2000/10/25(Wed) 17:36:46
誤用・誤解が定着して言葉の意味が変わってしまうのも良くある話ですなぁ。
作家の方とか色々と苦労しているみたいです。(脱線ネタ御免)

23. Epion【HermesII】 2000/10/25(Wed) 20:10:32
>意味を考えた事はおありですか

う〜ん、その手の議論はいったん横においておきません?(苦笑
いや、そういう議論をするなといってるんじゃなくて。
ここまでの話題から何をさしてそう称してるかを考慮して、流すところは流してかまわないのでは?
こういう単語がチラッと出るたびに毎回まったく同じ経緯で議論が始まって、最終的にはもともと議論したかった流れの腰を折ってしまうことが何度もありましたから。

#差別的意図で使用されてるときはツッコミもいるでしょうが。
#この手の議論って、進展があるならまだ良いけど毎回同じ経緯をたどって同じ結論になるんだもの・・・(^^;)
#それでも続けたい場合はせめてスレッドを移しませんか?

24. bvv5 2000/10/25(Wed) 22:51:27
長時間露光すると相反則とかで、露光量と、銀塩の反応量が一致しなくなったような。(#最近物忘れが多くなった)
特にカラーは、1秒を堺にフィルムが分かれてます。アマチュア用のフィルムには無かったですが、写真館なんかでギロチンシャッターで暗箱カメラで撮るときは、Lタイプでした。
星空も、長時間露光ですから、Lで撮るといつもと違う色になるかも…観測の為にはいつも同じ乳剤でないと意味がないです。

25. 毎黒仮節渡万 2000/10/26(Thu) 00:52:43
そうです〜、コニカ3200も1分を過ぎる頃には1600以下です。ただ、いつまでも落ちるわけではなく、次第に安定していくみたいなんですけど。

26. Epion【HermesII】 2000/10/26(Thu) 02:32:45
>bvv5さん
相反則不軌ですね。
天体写真ではかなり有名な話です。
この点に関してはデジタルは強くて、同じ「すばる」を撮影したときもアナログだと一時間近くの露出が必要な周辺の星雲などが、デジタル(CCD)だと数分単位の露出で写ってしまうという話があります。
ちなみに、感光特性曲線を見ると分かるのですが、ある一定時間を超えるといくら露出してもほとんど感光しなくなると言う”露出限界”が銀塩フィルムには存在するみたいですね。

#でもカメラの視野をセットして何十分も待つ天体撮影は
#いかにも「ああ、天体やってるんだな〜」と思えるので
#好きです。(笑)

27. Pico_Chan 2000/10/26(Thu) 08:26:32
昔は暗黒星雲だとか星が全く無いと思われていた領域を、超高感度CCDで撮影してみたら銀河がいっぱいあって、銀河分布の理論検討が始まったのも最近の話ですね。

28. Epion【HermesII】 2000/10/26(Thu) 09:31:38
とかく学術用途ではデジタルじゃないと困る面やデジタルだと都合のいい面が非常に多く、芸術用途だとわりあいその逆ってのが今の流れかな。>天体
画素固定のCCDと違って、表現意図によってフィルムを変えれば色調や味みたいなものも自由ですからね。

>”露出限界”が銀塩フィルムには存在するみたいですね。

で、それを防ぐためにペルチェで冷やすと
PCと相通じる部分が多いですね(笑)

30. bvv5 2000/10/26(Thu) 15:06:18
液体ヘリウム冷却は電波望遠鏡のセンサー部?

カラーフィルムの場合、相反則不軌(露出)よりもカラーバランスが崩れることが問題で、SタイプLタイプの別れ目は1/30秒です。

ポジフィルムの場合で、相反則不軌は1/2秒以上の露出で問題となります。
常温での相反則不軌については、フィルムの銘柄によって区々なので、
露出の補正値とCCフィルターでのカラーバランス補正が、記載されたデーターシートが公開されています。
が、10秒以上の露出はおすすめしませんと書かれている物が多く、天体マニア泣かせです。

32. bvv5 2000/10/26(Thu) 20:16:49
名古屋のういろうさん、ありがとうございます。
やっと記憶が戻りました。
コダックのラッテンとか、フジのCCを使って補正値がこれだから88と85と、うんうん記憶が戻って来ました。

レスどうもです。なんだか最近は8千円くらいのデジカメも出ているとか。けれど画質はやはりというか全然駄目なんだそうです。簡単なやり取りくらいには使えるようですけどね。

FS-BBS alpha v0.03e [2000/10/12]
PAST LOG #481