どるこむ仲間の掲示板!(alpha) PAST LOG 283


[283] JCOの臨界事故その後
2000/10/11(Wed) 23:32:17
bvv5 さん (pfa70a8.osaknt01.ap.so-net.ne.jp)
Web: -none-
JCOの臨界事故で容疑が固まって逮捕状請求になってきたようです。
あちこちで報道が流れているようですが大きな疑問があります。

JCOは一般の原発用の燃料と常陽用の燃料用のウランを加工・精製していました。一般の軽水炉用燃料は核分裂性ウランの濃縮度が3%前後なのに対し、常陽用のウランの濃縮度はその約6倍もあります。
臨界事故に詳しい専門家の計算では、この濃縮度18.8%のウランでは、約8キロで臨界に達してしまうそうです。
事故当日は 4バッチ分(1バッチはウラン量で2.4キロ)の溶解をステンレスバケツで行い、沈殿槽に注入し、 6バッチ目か7バッチ目のいずれかの投入中に1999年9月30日午前10時35分に臨界に至ったようです。
これが、客観的に見た事故の概要ですが、通常の濃度であれば7バッチで5〜6kgのウラン量ですから臨界に達し無かったのです。
特殊な燃料を作っているときの無茶苦茶な作業での事故であって、普通の低濃度の燃料なら起こらなかった事実です。安全性無視の会社は厳しく追求されるのは当然ですが、このことで全て危険という理論のすり替えはもっと危険で、一部のヒステリックな団体の動きが懸念されます。


1. ペンチアム 2000/10/11(Wed) 23:41:59
もう昔のことだから記憶が薄れつつあるのですが…

常陽の燃料って、このときが始めてではなく定期的に(1年半に1回?)ぐらい作っていたんですよね。ま、お亡くなりになった方の1名(あとに亡くなられた方です)は生存中に「臨界って何?」と報道陣に尋ねたこともあるぐらいですから、やはり教育不足だった点は否めないですよね。

> 一部のヒステリックな団体の動きが懸念されます。
今なら日の出町付近のほうが…
迷惑施設予定地に自称「芸術作品」を作ってしまえば何をやっても許されるんだろうか?

2. sagiyama 2000/10/12(Thu) 00:41:33
たしか常陽用の核燃料はJCOしか作っておらず、事故のすぐ後、三菱系の同じような会社が「うちは安全です」とPRしていたのには腹立たしく思いました。(間違ってたらゴメン
新しい会社には新しい設備があるのは当然ですし、JCOと言えども利益追求が使命の会社ですから1年に1回あるかないかの作業のためにコストをかけろというのは酷なような気がします。

>やはり教育不足だった点は否めないですよね。
今回のバケツ云々は言い訳できないと思います。しかし、通常の作業であれば、作業員にマニュアルを徹底すれば良く、原子力の知識がなくても安全な作業が出来る体制が必要だと思います。(自動車工学の知識がなくても安全運転は出来るし、そう言う人に対してもチャンと警告できるようなシステムが求められています。)

ペンチアムさんの言われることは分かりますし、まったく否定する気はありません。いざと言うとき基礎的知識があったほうがよいのは論を待ちません。ただ、そういういざと言うことが起こらないようにしてほしいなぁと思います。

3. KO1 2000/10/12(Thu) 00:53:44
多分公式には認めないでしょうが、原子力関連施設では肉体労働者層の方たちに説明なしで労働させているのは結構有名ですよね・・・・賃金は被爆度によって決められるとか(滝汗)、

>利益追求
誰の利益追及なのかも疑問ですねぇ・・税金も多く使われているはずですし、、

いや〜、でもやっぱり、ああいう危険作業をするんですから、「こういう事をしたら危険だ」程度は知っておくべきでしょう。
大体、核燃料をバケツに入れたりした時点で間違ってますよ。

>>通常の濃度であれば7バッチで5〜6kgのウラン量ですから臨界に達し無かったのです。
>>特殊な燃料を作っているときの無茶苦茶な作業での事故であって、普通の低濃度の燃料なら起こらなかった事実です。

いくら低濃度だからといって粗雑に扱っていいとは思えません。
それに、数の数え間違いか何かであと二、三バッチ入ってしまったらどうなるんですか?
私にとりましては、bvvさんの御意見は到底受け入れがたいです。

5. しゅうへい 2000/10/12(Thu) 02:03:36
>このことで全て危険という理論のすり替えはもっと危険で
理論のすり替えではなくて現実に全て危険だと思うんですが・・・

6. sagiyama 2000/10/12(Thu) 06:39:09
>全て危険だと思うんですが・・・
う〜ん。そう言えばそうでしょうが、たとえば毎年交通事故で1万人程度おなくなりになっていることを考えれば自動車のほうがはるかに危険なような・・・。でも自動車を廃止しようという話はあまり聞きませんね。

ちなみに、友人で原子力関係やっているやつがいますが、子供はみんな女の子だそうです。まわりもそうらしい。ハーレム化には役に立ちそうですが・・・。

なんだかんだ言ってやばいよ、原子力は。
こわいよ.......。もっと根本に帰って考え直そうよ.......。

8. bvv5 2000/10/12(Thu) 07:59:43
いやいや、私はこういう背景があったのにマスコミの報道含めて事実が風化することが怖いのです。低濃度だからよいとは一言もいっていません。臨界に達するのにはということだけであって、臨界しないからよいとは言ってもいませんし思ってもいません。
一つの事実だけを取り上げて、一方的に話を進めると世の中のものが無くなってしまいます。
ある程度の危険との背中合わせは、今の世の中では容認せざるをえないです。
原子炉を否定すると、日本の電気は1/3は無くなります。一日16時間しか電気が使えない状態になります。
車が危ないとみんな最高速度を物理的に30kmしか出ないようにすると、物流が大混乱です。
外国では、クジラは可愛いから殺すなというのがありますが、かたや牛のステーキをどんどん食べていて、牛は可愛くないのかと聞くと牛は賢くないからとかいう反論です。
事実は事実として受け止めるしかなく、次はその過ちを繰り返さないことが人間の業と思います。

9. 毎黒仮節渡万 2000/10/12(Thu) 08:50:24
あの施設はまた仕えるんでしょうかねえ?
いずれにせよ、原子力発電所を使う限り、燃料は必要なわけでして。

私が大嫌いな「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という日本の文化。
失敗を許さないところとか。一部のテレビや、あまつさえ全国紙も、
そして脳みそ腐った週刊誌とか、バッシングするだけで先に進もうとしない。
たとえ書いても、発電量や効率の点でまだまだ実験段階の方式を
書き連ねては「安全なエネルギーを導入しろ」とわめく妄想家。

# 水力だけで全てまかなえればいいんですけど…。

私だって危険なものは嫌いですよ。けれど既にあり、需要の点からも
使わなければならないとしたら。そう見れば、今回必要なのは、
廃止運動よりも、安全管理を実現するために圧力をかけることです。
デモ的行動で言うならば、入り口を封鎖して、「完成度の高いな安全管理
マニュアルができるまで使わせない」とかね。

ただバッシングするだけのマスコミは反吐が出るほど嫌いですね。
失敗は正当化できませんが、文明は失敗する度に前進してきたんです。
反省して検証して前に進む。それが人間の今を作ったというのに。

>普通の低濃度の燃料なら

原子力関係が危険なのは紛れもない事実であり、「本来起こり得ない」ようなところででさえ、実際に人が亡くなるような事故が起きたのに、なぜに「『今回は特殊でたまたま』だから、原子力関係すべてを危険とするのは『理論のすり替え』」になるのでしょうか?

>文明は失敗する度に前進してきたんです

ですが、問題はその 1度の失敗で人類が滅びかねないところまで来てしまっていることだと思います。

ただ、皆さんも指摘されていらっしゃる、原子力行政が「絶対安全です!」一辺倒から、リスクも知らせる方向に変わったのはいい傾向だとは思いますが。

>もっと根本に帰って考え直そうよ
確かに。しかし問題は(推進側も撤退側も)感情論や先入観を廃して客観的に論議できるか
なんですが・・・
>1度の失敗で人類が滅びかねない
???。再処理工場での最悪の事故のケースを想定してでしょうか?
何れにせよ、人類が無知と盲信に逃げ込まない限り、今後あらゆる分野で、リスク管理が
強く必要になるでしょう。
他にも日常生活の副産物として、環境ホルモンやダイオキシン等の問題が発生していますし
・・・

13. TDF 2000/10/12(Thu) 11:04:10
>毎年交通事故で1万人程度おなくなりになっていることを考えれば自動車のほうがはるかに危険なような・・・
比率で考えたらどうでしょうか?
ゴミ失礼。

14. まくつ 2000/10/12(Thu) 11:44:51
>牛は賢くないからとかいう反論です。
一般食肉用の牛は家畜として数をコントロールしてますから
野生生物とは違う、って反論の方が主流だった気もしますが(苦笑

むしろ鹿狩りですね
人間のレジャーとしての野生生物の殺傷例@米国では。

15. bvv5 2000/10/12(Thu) 12:28:01
冷媒や半導体製造工程などで使われていたフロン(R)ですが、オゾン層をぼちぼち危険なレベルまで破壊しはじめています。南極ではオゾンホールがはっきりと観測されています。
オゾン層が無くなれば紫外線が直接地面に届き、皮膚ガン、DNA鎖の致命的な切断を起こします。生命の自己修復能力を超えたら、ゆっくりとですが死に絶えていきます。
今できることは、フロンを回収することですが、廃品回収業者はその辺で冷蔵庫や、エアコンからバヂューと大気放出。回収機は高いし行政も面倒見ていないし、責任のたらい回しだけです。
この方がはるかに発生率、被害に関わる人間の数は多いです。でも、ほとんど何もマスコミは言わないです。
12世紀ぐらいの生活に戻さないと、根本には帰れないでしょうね。

16. ドムトローペン 2000/10/12(Thu) 16:07:59
 原子力が危険で危ないものだというのは、コドモでもわかることですが、今更全廃するわけにもいかないでしょうし。

>何れにせよ、人類が無知と盲信に逃げ込まない限り、今後あらゆる分野で、リスク管理が強く必要になるでしょう。

 まったく、同感です。水力発電だろうが火力発電だろうが、風力発電でも波力発電でも、必ず環境破壊とセットです。
 コスト追求だけで安全がないがしろにされるのは批判されるべきですが、「原子力全廃」時に電力供給ができる魅力的な代替案が無い限り「原子力発電そのもの」に対する批判は無意味に思えます。

17. bvv5 2000/10/12(Thu) 17:15:16
原子力反対する人でも、電気を使っています。自家発で内燃機関を使えば2酸化炭素で地球温暖化、水力発電でダムを造れば環境破壊、太陽光発電もシリコンウェハを作るのに必要な電力は20年しないと返ってこない…結局、一番破壊が小さい所を探して生きていくしかないと思います。
同じ話は、地元の空港は反対だが海外旅行に行く人、新幹線の整備用道路ができたので田んぼの真ん中に家を建てた人が新幹線は公害だ とか
枚挙に限りがありません。
その場で反対というのは簡単ですが、じゃどうすればいいのかという議論にならないと悲しいだけです。
馬鹿なマスコミも悪いですが、それに乗せられる国民もφ(ー"ー )。

18. jubei 2000/10/12(Thu) 23:03:22
http://sta-atm.jst.go.jp/index.html
で調べてみよう、と思ったのですが・・・資料多すぎ(爆)
ただ、ちょっと気になったのがデータなどを重視する海外のマスコミに比べて日本のマスコミは感情論重視の記事を書いていたりする、という点です。マスコミにはもう少ししっかりした記事を出してほしいですね。(国民がしっかりした記事を望んでないのかも)

そういえばここのデータでイタリアは現在原子力を使用していない、ということでした。ただ、代替エネルギーに何を使っているか?というデータが無かったのですが。

かなり過激な意見ですが、
万一の事故があったときのために、
人里はなれた地域に原子力発電所、産廃施設を作るから事故が起こる

だから、万が一の事故も起こせないように
都心につくれ、そうしたら、こんな人為的ミスなど起こせないと思う

20. しゅうへい 2000/10/13(Fri) 01:15:21
僕も現実にこうして電気を使ってPCを使ってるわけで
需要があるから現在はしょうがないと言うのもわかります。
ただ原子力に替わる発電施設の開発に日本の電力会社が
それほど積極的でないような気がするのが非常に気がかりです。

21. かすが☆。 2000/10/13(Fri) 01:16:35
>代替エネルギーに何を使っているか?というデータが無かったのですが。

日本と比較するには、イタリアはあまりに小国です。
絶対的な電気エネルギー消費量が違いますから・・・。
日本にいてはわからないかもしれませんが、
地続きの国では、足りない電気はよその国から買います。

22. ドムトローペン 2000/10/13(Fri) 01:24:00
イタリアの発電に関して、ちょっと想像してみました。

1.イタリアも日本みたいに資源が多くない国でしょうから(というかほとんどゼロ?)、代替エネルギーは化石燃料燃やしてCO2垂れ流しの火力がメイン。(ありがち)

2.都市部や海岸などの景観でもあれほどうるさいイタリアですから、山の中に巨大ダムたくさんつくるなんて事も難しそうだし・・・でも聞いたことありませんが、実はイタリアもダムまみれだったりして?(苦しい?)

3.文字通り数世紀前の生活を心がけていて、原発発電を必要としない消費電力に抑えられている(違)

4.夢のエネルギー、シズマドライブの開発に成功し、完全リサイクル絶対無公害のエネルギーで(以下略)

人の制御下にない核反応を地上で許したという重大な事件であって、事故じゃない。
程度の問題ではない。非常に恥ずかしい事件なんだ。これで完全に日本の原子力は安全ですよとは言えなくなってしまった。くそっくそっくそっ!
悔しくてたまらない。

それと、物事は最初に良い悪いがあるのではなくて、どう生きるか、どうしたいかが先だ。別に原子力に限ったことではなく、皆で話し合って決めることだ。だからこそ、多くの情報は皆で容易に共有できなくてはならない。
情報が足らんわー!新聞にきっちり書けー!

私の心情はこんな感じ。
人類は、科学力と知恵が及ぶ範囲で虫のいいことを考えて良いのですよ。

24. Realm 2000/10/13(Fri) 02:19:11
>日本のマスコミは感情論重視の記事を書いていたりする

同感ですね。マスコミ関連の方が見ていたら申し訳ないのですが、日本の、特にTV報道では、たまに事実報道より扇動効果を重視しているように見受けられるモノがあります。いつぞやの所沢ダイオキシン騒動とか。

数日前の地元紙のコラムに、こんな文章がありました。
「読者のみなさんは、正義面をした新聞などには気をつけた方がいい。このコラムなども(含め、報道というものに対し)疑ってかかるくらいがよい」
斜に構えて接するくらいがちょうどよいのかも知れませんね。

代替エネルギーについては、原子力の分、全部をカバーするものなどなかなか無いでしょうね。
風力発電のもっとも盛んな国(ドイツだったと思いますが)でも、国内での風力発電の総量はせいぜい原子炉(原発じゃないです、炉です)二基分程度だったと記憶しています。
結局、ある程度のリスクは覚悟で原子力の利用を続けるより他無いわけですから、安全管理の強化、万一の事故の際の被害拡大防止策などを議論していく方が大切でしょう。

原価総括方式やら
長期計画策定委の放射性廃棄物処理計画やら
資源エネルギー庁の今後の増設計画やらをみると
寒気がしてきます。

それにしても概念だけでもエントロピーがわかっていれば今の生活水準が続けられないことぐらいわかりそうなものだと思うけど。
「人類の科学力と知恵」は熱力学を知っているはずじゃあ・・・

それと
原子力発電は経済的にもエネルギー的にも見合わない
商業的にフェアにやってるヨーロッパではそれがわかってるから撤退が始まってます。アメリカも自国向けにはもう作ってないし。
日本は政府の手厚ーい保護があればこそ、成り立ってるわけで・・。

そういえば高木仁三郎氏が亡くなられて、本当に残念です。

27. jubei 2000/10/13(Fri) 02:55:26
はい、さらに調べてみました、イタリアの発電。
かすが☆。さんのおっしゃるとおりイタリアの発電量は日本の1/5です。現在主に使用しているのは「石油」による火力発電でした。エネルギーの輸入依存度も結構高いようですし。
フランスと日本以外は(韓国もかな?)原子力は縮小傾向にあるようですね。今のところ代替エネルギーの本命は天然ガス発電のようですね。(これも火力発電なので問題があるといえばありそうですね。)
しかし調べていて思ったのは日本の発電量・電力消費量の多さ。資源産出国じゃないのにこれはちとまずいですね。北坂さんのいうとおりこんなの絶対続かないでしょう。
「今の電力を支えるために原子力は必要です。」といいますが原子力分の発電量を差し引いたぐらいが本当に必要な分の電力量なのかもしれませんね。

28. jubei 2000/10/13(Fri) 03:07:42
追記
天然ガス発電は代替エネルギーというより現在の主流の一つ、と見たほうがよさそうです。
消費電力の多い日本では代替エネルギーを悠長に開発している余裕はないのでしょうね。

29. KO1 2000/10/13(Fri) 03:13:33
原子力にかかる費用を各家庭の太陽発電のパネル導入に当てたりかつての水力利用による水車小屋の応用による発電施設や風力等に充てれば1/3程度まではいかなくともそれなりに何とかなりそうと思うのは素人だからなのかな・・・・・・各関係からの圧力がすごそうなのも想像出来るけど、、

日本は石油の消費はここ20年ほとんど変わらないのに対して、電力需要はほぼ2倍となっ
ています。更にこれから需要は増えると思われ、「どうするんだ?」という話になっている
ようです。(少なくても火力、水力はこれ以上増やし様がない・・・)
更に、電力需要としては民生用よりも産業用の消費が大きいと聞きますし、日本が工業立国
である以上、他国に比べ多い電力消費は避けられないのかも知れません。
また、脱原発を論じる論者の多くが、EU諸国やアメリカを引き合いに出しますが、日本は、
地続きで電力の融通の出来るEU諸国や、自国内に油田やウラン資源を持ちいざとなったら
再開が容易なアメリカとは条件が違うことを割り引いて考える必要が有ります。
どの道、原子力に頼らなくてはならないのならば、しっかりとした情報開示や徹底した安全
管理をしなくてはならないと考えます。

31. bvv5 2000/10/13(Fri) 13:26:20
今でも有効と思いますが、石油炊き火力は世界的に新設禁止です。よって石炭(専焼、石油混燃)とか、LNG炊きが増えています。
アメリカさんは、自国油田の温存を図って輸入している国です。
太陽電池パネルも、そこだけ見るとクリーンですが、シリコンを作るのに多量の電気を要しますので、全体で見るとけっこうエネルギーの浪費になります。
一番環境に優しいのは、風力発電でしょうか。カルフォルニアのパームスプリング近くの発電設備は壮観です。直径60mぐらいの風車が2,300基も山の稜線沿いに並んでいます。
それぐらいしないと賄えない程多量の電気を消費しています。
なんせ、携帯電話の待ち受け基地局の電力だけで、小さな火力発電所分を24時間食べ続けています。同じように日本中にあるインターネットの為に24時間運転しているルータ、サーバ、ハブ…。
便利さと引換に失っているものがあるのです。

32. KO1 2000/10/13(Fri) 17:51:04
>全体で見るとけっこうエネルギーの浪費になります。
そのパネルで発電するんですから全体でいえば浪費とは言わないような?
電力の供給で問題になるのが長距離になればなるほど送電ロスで電気が失われる事だと以前読んだんですが、各家庭のように小規模な地域に分割する発電だとそういうロスも少なくて済むはず・・・・そう言った意味では無駄は省けるんではないでしょうか。
耐久性とか発電量といった部分はまだまだなんでしょうけど(汗)、出来れば廃棄する時もリサイクル可能だと良いんですがねぇ、

33. Geroh 2000/10/13(Fri) 18:04:24
太陽電池ですが,以前テレビで丸いシリコンの太陽電池を作っていたところがありました。光の当たる面積が多いので高効率とか

34. ドムトローペン 2000/10/13(Fri) 18:07:14
 原発の代替発電として、素人考えですが、風力発電にしても原発相当のまとまった電力を安定供給するには、人里はなれた広大な砂漠の真中とか岩場の広い山肌でも確保しないかぎり、環境破壊がつきまといそうです。
 安定して風の流れがあって、面積が広くて、それだけの用地を使って施設を造っても現地の生態系に影響を与えない、なんて場所は、今の日本にあるのでしょうか?
 スキー場とかガンガンつくっちゃうくらいだから、そういう意味では風力発電の風車だらけになっても大丈夫かな、とも思いますが。
 人間のエゴである景観云々をおいておいたとしても、狭い日本では風力発電すらいろいろ難しそうです。
 法整備とか景観とか騒音とかコストパフォーマンスとか日照権(?)とか仮に置いておいたとして、一家に一台、屋上に風力発電風車設置、なんてことになればちょっとは効果アリでしょうか。

35. Beth 2000/10/13(Fri) 21:36:13
代替エネルギーは、完全ではありませんが、太陽熱発電(太陽光発電ではない)が有効だと思います。
http://www.d1.dion.ne.jp/~beth/sh.htm


>そのパネルで発電するんですから全体でいえば浪費とは言わないような?
太陽電池を製造する段階で消費した電力と、それを使って約20年間で発電できる総量がほぼ同じと言われています。さらに、太陽電池パネルの耐用年数は20数年程度しかないので、ほとんど意味がありません。さらに、太陽電池に限ったことではないですが、半導体の製造過程で大量の有害物質を使用します。そのため、結果としてかえって自然に負荷をかけていることになります。

36. sagiyama 2000/10/13(Fri) 21:51:53
>太陽電池を製造する段階で消費した電力と、それを使って約20年間で発電できる総量がほぼ同じ

最近はリサイクルも見なおしの意見が出ていますね。
再製紙かペットボトルか忘れたけど、リサイクルするために化石燃料を使って、かえってエネルギーの浪費を招いていると・・・。
マスターベーションのリサイクルはいいかげんに止めないと・・・。

37. sagiyama 2000/10/13(Fri) 22:01:54
化石燃料で思い出しましたけど、昔「石油30年枯渇説」がありましたが、あれは植物が原料という前提であり、空中の二酸化炭素が原料の場合は無尽蔵になる、という話を聞いたことがあります。ごなたかご存知の方おられませんか?

38. Geroh 2000/10/14(Sat) 13:18:44
あくまで太陽電池は電気を使うところのすぐ側に置かないとロスが大きいことになりますね。

FS-BBS alpha v0.03e [2000/10/12]
PAST LOG #283