売り手側が通常\29,800-の商品を、その価格で売る気もないのに\2,980-で売ると表示し(法律用語で心裡留保という)、買い手側が\2,980-で買うと申し込みをした時点で、売買契約は有効に成立しています。
「0」を一つ付け間違えたんだという売り手側の反論は通りません。付け間違いなのか、値引き販売なのか、買い手側には判断できないからです。
在庫が切れていようがいまいが、売買契約に基づき売り手側はその商品を引き渡す義務が生じます。
利用規約はどうだったのでしょうか?在庫切れの場合は売買契約が無効になるような条件が書いてあれば、売り手側の反論も成り立ちます。
しかし、実際に店頭販売を続けているのなら、在庫切れという言い訳も嘘になります。
理論上、十分法廷で争うだけの事件になりえますが、金額が少ないので裁判にかけるだけの労力が勿体無いですね。
しかし、中古車・不動産など値の張るものでも同じ理屈が成り立ちますから、その場合、血の雨が降ることになります(^^;